中南米における映像コンテンツ産業の現状(2014年11月)

最終更新日: 2014年11月12日

本報告書は、2014年9〜10月にジェトロの『通商弘報』に掲載された中南米主要国(ブラジル、チリ、コロンビア、ベネズエラ、メキシコ)での映像コンテンツ産業の現状に関する記事を取りまとめたものである。
中南米では、まず映画産業の成長が挙げられる。テレビ、インターネットに押され、衰退産業のイメージもあるが、実際は大規模なショッピングセンター等の増加などを背景に映画館も増え、来場者数が伸びている国が多い。また、治安が悪いため、自宅で楽しめるテレビの有料放送部門も伸びている。最後に中南米の多くの国で日本の地デジ方式が導入されているが、デジタル化移行に伴い、放送局に対して教育・文化番組を一定割合放送するようなガイドラインや法律を設けており、日本の教育コンテンツに対する関心は高い。このように同地域のエンタメマーケットでより多くのコンテンツが必要とされている状況は、日本のコンテンツ産業にとっても中南米市場参入の好期であるとも言える。



主な図表:2013年の映画製作国別公開本数、ブラジル映画興行収入の推移、ブラジル映画館客動員数の推移、映画製作国別公開本数(2013年)、ブラジル映画興行ランキングトップ20、有料テレビ放送の加入世帯数の推移、等

発行年月:2014年11月

作成部署:ジェトロ中南米課

総ページ数:64ページ

記事番号:07001885

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