サウジアラビアの女性ファッション市場調査(2012年3月)

最終更新日:2012年03月30日

サウジアラビア人女性のファッションといえば、アバーヤと呼ばれる黒い長衣で体を覆い、顔にはマスク(ニカーブ)をして、目だけが出ているスタイルのイメージが強く、それ以外の服装は想像しがたい。また、厳格なイスラム教国として知られる国だけに、概して女性の服装は保守的なのでは、という見方もあるかもしれない。しかし実際には、女性はアバーヤの中に着るものには何の制限もなく、日本や欧米の女性と同じように、自由にファッションを楽しんでいる。

特に近年は、インターネットや衛星放送の普及・海外旅行の増加で、欧米など海外の最新ファッション情報がリアルタイムで得られるようになったこと、モールの増加に伴う選択肢の多様化、女性の社会進出などの影響をうけ、女性の消費は活発化している。

これに伴い、女性ファッション、アパレル市場も拡大傾向にある。サウジアラビアの人口の約70%は34 歳以下の若年層が占めており、今後の消費拡大を支えると見込まれる層も厚い。そこで、本調査では拡大する女性ファッション市場について、主にアパレルを中心にその動向を概観するとともに、女性が普段どのような衣服を身につけ、何を好む傾向にあるのかなどについて調べた。また、すでに市場に参入している地場・外資系アパレルの事例も取り上げ、今後の市場参入のヒントとなる情報を収集した。


シリーズ名:中東・北アフリカの女性ファッション市場調査
主な図表:地図、GDP、人口(規模、国籍・性別・年齢別)、輸出入額、主要貿易相手国、教育関連指標、家計消費支出、日本のアパレル類輸出額など


発行年月:2012年3月

作成部署:ジェトロ中東アフリカ課

総ページ数:107ページ

記事番号:07000937

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