ハンバーガー、フィルムの価格が収れん(ユーロ圏・英国)

最終更新日: 2004年03月30日

Report3 ハンバーガー、フィルムの価格が収れん(ユーロ圏・英国)〜ユーロ貨幣流通後1年、ユーロ圏各国の小売価格を調査〜

ジェトロは、2003年1月12〜17日にかけてユーロ圏および英国の13カ国で下記13品の価格調査を実施した。99年1月1日のユーロ導入により、各国の小売価格がどのように推移するかをみる同調査は、今回で9回目となった。

2002年1月1日のユーロ貨幣流通から1年を経た今回2003年1月の調査では、前回調査(2002年1月)までの価格の収れん傾向に特に大きな変化はみられなかった。継続的な調査対象の品目[1]〜[9]のうち、[1]ハンバーガー、[3]フィルムは長期的に価格が収れんした。また、価格差が長期的に拡大傾向をみせた品目はなかった。

第1〜9回調査の結果をみると、当初から各国で価格差の大きかった品目は、価格差が大きくとどまり、価格差が小さい品目は小さいままだったといえる。一方、一貫して価格差が大きかった品目である[9]国際電話料金、[2]コカコーラも、今回調査ではゆるやかな収れん傾向が見られ始めた。

また短期的(前回から今回調査までの1年間)には、[9]国際電話料金、[2]コカコーラ、[3]フィルムの価格が特に収れんした。なお、参考値として調査した英国では、[6]カラーテレビおよび[7]ウォークマン以外のすべての品目で平均価格を上回る結果となった。


発行年月 :2003年03月
作成部署 :在西欧12センター・事務所/欧州課
総ページ数:11ページ

記事番号:05000363

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