1. サイトトップ
  2. 国・地域別に見る
  3. 貿易・投資相談Q&A
  4. 海上貨物のコンテナの種類

海上貨物のコンテナの種類

海上貨物のコンテナについて教えてください。

現在、海上輸送の定期船のほとんどがコンテナ船で行われています。コンテナは、ドライコンテナと特殊コンテナに大別でき、それぞれ以下の種類があります。

I. ドライコンテナ

ドライコンテナとは、一般貨物用に使用される通常のコンテナのことで、コンテナの種類の中で最も多く使用されています。
国際標準化機構(ISO)により規格化されたものでは、20フィート、40フィート、45フィートの3種類があります。メーカーおよびコンテナの材質などにより仕様がわずかずつ異なります。なお、以下の説明で ’ はフィートを、’’ はインチを表します。

  1. 20フィートコンテナ

    ドライコンテナの中で最も小さいものです。1968年1月、国際標準化機構(ISO)の総会で規格が正式に決議されました。

    現在の標準サイズ(8’×8’6’’×20’type)の場合

    1. 外法寸法:長さ6,058mm×幅2,438mm×高さ2,591mm
    2. コンテナの材質:アルミニウム製とスチール製がある。アルミニウム製の方が自重が軽いため、最大積載重量はスチール製に比べ高くなる。
    3. コンテナの自重と最大積載重量を合わせた最大総重量[コンテナを輸送するシャーシ(荷台)の車軸の数によって異なる]
      2軸シャーシ(車輪が2組)の場合:2万320kg
      3軸シャーシ(車輪が3組)の場合:2万4,000kg
  2. 40フィートコンテナ

    20フィートコンテナ同様、1968年1月のISO総会で規格が正式に決議されました。

    現在の標準サイズ(8’×8’6’’×40’type)の場合

    1. 外法寸法:長さ12,192mm×幅2,438mm×高さ2,591mm
    2. コンテナの材質:アルミニウム製とスチール製の2種類ある。
    3. コンテナの自重と最大積載重量を合わせた最大総重量[コンテナを輸送するシャーシ(荷台)の車軸の数によって異なる]
      2軸シャーシ:2万4,000kg
      3軸シャーシ:3万480kgです。

    40フィートコンテナは、20フィートコンテナと幅と高さが同じ寸法で、長さが20フィートの2倍です。このため、20フィートを縦に二つ並べた上に40フィートコンテナを載せることができます。
    また、20フィートコンテナ、40フィートコンテナいずれも高さが8’6’’よりも高い9’6’’のハイキューブ(背高)コンテナもあります。

    1980年代中ごろまで、ハイキューブコンテナは日本国内の道路を運行することができませんでした。しかし、1985年6月の道路交通法改正で、通行ルートを限定するなどの条件付で、ハイキューブコンテナの国内運行が認められるようになりました。

  3. 45フィートコンテナ

    45フィートコンテナは、現在のNeptune Orient Line (NOL、シンガポール籍)のコンテナブランドであるAmerican President Line (APL、旧米国籍)により、1980年代初期から積極的に海上輸送に使用されてきました。わが国に比べて国内道路規定が緩やかな東南アジア各国は、順次45フィートコンテナの国内流通を認可しました。APLは2002年、ISO総会で45フィートコンテナ規格化申請を行い、2005年の総会で正式に認可決議されました。

    1. 外法寸法:長さ13,556mm×幅2,352mm(20フィートおよび40フィートコンテナと同じ)×高さ2,697mm(通常、9’6’’のハイキューブコンテナ)
    2. 内容量:約85.6立法メートル(40フィートコンテナの約1.3倍の内容量)

    わが国では、これまで45フィートコンテナの国内道路運行は認められていませんでした。2010年から2011年にかけて、国内輸送の実証実験が行われました。2011年3月、宮城県の特区がこの大型コンテナの輸送を認可され、同年9月、全国初の実用化を実現しました。

II. 特殊コンテナ

船会社は、様々な種類の異なる貨物に対応するため、通常のドライコンテナとは異なる以下のような特殊コンテナを取り扱っています。

  1. 冷凍コンテナ(Reefer Container)
    コンテナ内部に備え付けられた冷凍・冷蔵装置により、コンテナ内の温度調整ができます。果実、野菜、肉、魚介類などの冷凍・冷蔵貨物の輸送に適しています。
  2. オープン・トップ・コンテナ(Open Top Container)
    上部のないコンテナです。嵩高物、重量物の輸送に適しています。屋根部分が開放されていることにより、上部から貨物を積み込むことができます。
  3. サイド・オープン・コンテナ(Side Open Container)
    側面のない、または開閉可能な構造となっているコンテナです。長尺物に適しています。
  4. フラット・ラック・コンテナ(Flat Rack Container)
    外枠のないフラットなコンテナです。屋根部分、両側面、扉面を持たず左右および上方から貨物を積み込めます。長尺物、重量物、またはコンテナ詰めできない大型貨物に適しています。
  5. タンク・コンテナ(Tank Container)
    鋼製フレーム内にタンクが格納されているコンテナです。酒類、醤油、食料品、液体化学薬品などの液体貨物に適しています。

参照資料・情報

ジェトロ: 『実践貿易実務 第12版』

調査時点:2012年1月
最終更新:2017年8月

記事番号: J-120105

ご質問・お問い合わせ

記載内容に関するお問い合わせ

貿易投資相談Q&Aの記載内容に関するお問い合わせは、オンラインまたはお電話でご相談を受け付けています。こちらのページをご覧ください。