製造業に国内回帰の兆し−新興国の労働コスト増などが背景に−

(米国)

ヒューストン発

2012年02月21日

国内の製造業は1980年代以降、中国など新興国に生産拠点の移転や生産委託を進めてきた。しかし最近は、移転先の労働コストの上昇、海外工場から米国への輸送コストの上昇、巨大な北米市場でのサプライチェーン強化の必要性などを理由に、徐々に見直しが始まっている。高い失業率に悩む各州政府はこうした米国内への工場回帰(リショアリング)を歓迎し、税制優遇などで後押ししている。

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