チェコの貿易投資年報

要旨・ポイント

  • 民間最終消費支出の回復により、2024年のGDP成長率は1.0%。
  • 貿易は機械類・輸送用機器の堅調な伸びにより輸出が過去最高を更新。
  • 対内直接投資は前年比7.9%増、対外直接投資は39.2%増。日系企業は、自動車、エネルギー部門で投資を展開。
  • 対日貿易は輸出が前年比27.3%増と好調、輸入が1.4%減で貿易赤字が縮小。

公開日:2025年8月4日

マクロ経済 
好調な民間消費により経済成長が拡大

2024年のチェコの実質GDP成長率は前年比1.0%で、前年の0.1%から改善した。インフレ率の大幅な低下、賃金上昇率の伸び、および失業率の低水準維持を反映して民間最終消費支出が2.1%増加、政府最終消費支出も3.3%拡大し成長を牽引した。産業別にみると、運輸、小売・卸売、宿泊・飲食サービスが1.5%増加し、成長に貢献した。

チェコ国立銀行(以下、中銀)は、2025年のインフレ率が前年水準にとどまり、民間消費支出がさらに活発化することで、2025年の実質GDP成長率は2.0%に達すると予測している。

表1 チェコの需要項目別実質GDP成長率(単位:%)(△はマイナス値)
項目 2022年 2023年 2024年
年間 Q1 Q2 Q3 Q4
実質GDP成長率 2.9 0.1 1.0 0.3 0.2 0.6 0.7
階層レベル2の項目民間最終消費支出 0.5 △ 2.7 2.1 0.8 △ 0.1 0.9 1.5
階層レベル2の項目政府最終消費支出 0.4 3.4 3.3 △ 0.1 2.0 0.7 0.7
階層レベル2の項目国内総固定資本形成 6.3 2.7 △ 1.4 △ 1.5 0.1 0.7 △ 2.4
階層レベル2の項目財・サービスの輸出 5.2 3.1 1.5 0.5 0.3 2.0 △ 1.6
階層レベル2の項目財・サービスの輸入 6.0 △ 0.6 0.7 0.7 0.6 3.6 △ 1.8

〔注〕四半期の伸び率は前期比。季節調整済み。
〔出所〕チェコ統計局(CZSO)

貿易 
堅調な輸出増で貿易黒字は過去最高を更新

2024年の貿易(通関ベース)は、輸出が前年比2.8%増の2,431億300万ユーロで、前年に記録した93年の共和国独立以降の最高額を更新した。輸入は0.4%増の2,153億4,400万ユーロで、2022年の過去最高額2,251億9,700万ユーロは下回ったものの、過去2番目の金額となった。貿易収支は277億5,900万ユーロの黒字で26.7%増大し、過去最高を記録した。

輸出を品目別にみると、最大品目である機械類・輸送用機器(構成比59.1%)が前年比4.0%増と堅調な伸びを示した。うち事務機器(6.9%)が22.3%増、道路走行車(20.8%)が4.4%増、通信・録音機器(8.6%)が10.4%増とそれぞれ増加し、輸出額全体を押し上げた。一方、原料別製品(12.6%)は3.3%減少したが、これは鉄、鉄鋼(1.8%)、金属製品(4.1%)がそれぞれ14.6%減、3.9%減となったことによる。また鉱物性燃料(1.7%)が13.2%減となったが、これは主として石油・石油製品(0.6%、21.2%減)と電力(0.8%、11.1%減)の減少による。いずれも国際エネルギー・金属市況の低迷が要因と考えられる。

輸出を国・地域別にみると、全体の79.3%を占めるEUは前年比0.1%増とほぼ横ばいだった。最大の相手国ドイツ(32.1%)は0.4%微増した。同国向けの最大品目である道路走行車(対ドイツ輸出構成比18.9%、以下、各国ともに同様)は3.3%増、通信・録音機器(10.6%)は11.1%増とそれぞれ増加したが、電気機器(13.7%)は0.1%減とわずかに縮小した。ドイツに次いで2位のポーランド(7.4%)は4.4%増加した。最大品目である道路走行車(18.4%)が20.6%増、通信・録音機器(12.7%)が31.8%増と大幅に伸び、輸出額を押し上げた。ポーランドに比肩する3位のスロバキア(7.4%)は、最大品目の道路走行車(16.4%)が9.6%減、鉄、鉄鋼(3.4%)が14.3%減とそれぞれ縮小し、全体で2.6%減となった。EU域外では英国(4.3%)が17.8%増と好調だった。同国向けの41.3%を占める道路走行車が31.2%増と大幅に増加した。米国(2.7%)も18.4%増と大きく伸長した。最大品目の電気機器(13.3%)が30.9%増加したほか、事務機器(8.4%)が2.1倍に急増した。さらにトルコ(1.6%)が、道路走行車(42.8%)の34.7%増などから17.1%増と堅調な伸びを示したほか、対中国(1.2%)は、最大品目の電気機器(18.6%)が16.0%増、専門・科学・検査器具(13.9%)が64.2%増となり、全体で24.4%増大した。

輸入を品目別にみると、最大品目である機械類・輸送用機器(構成比48.1%)が前年比0.5%の微増にとどまった。事務機器(6.1%)が22.2%増、通信・録音機器(8.5%)が5.5%増と堅調な伸びを示した一方で、電気機器(12.6%)が4.9%減、一般産業機械・設備(4.5%)が7.1%減となった。前者では特に蓄電池(1.8%)が28.6%減と大幅に減少した。また主としてガス(1.2%)が28.9%減少したことから、鉱物性燃料(5.4%)が11.7%減と大幅に縮小した。

輸入を国・地域別にみると、全体の56.8%を占めるEUが前年比0.6%減とわずかに縮小した。最大の相手国であるドイツ(構成比20.4%)が1.9%減となった。同国からの最大品目である道路走行車(14.0%)が6.6%減、続く電気機器(11.1%)が5.8%減、一般産業機械・設備(7.3%)が4.1%減とそれぞれ減少した一方、発電機械・設備(4.8%、21.5%増)や石油・石油製品(5.5%、13.5%増)の高い伸びが補った。EU域外では、ドイツに次いで2位の中国(17.0%)が0.2%減少した。約3分の1を占める通信・録音機器(33.1%)が1.3%増加した一方、電気機器(18.5%)が14.3%減と大幅に縮小した。対中貿易赤字は336億4,300万ユーロで、赤字額は前年より6億6,300万ユーロ縮小したが、依然として2位以下を大きく引き離して最大の貿易赤字相手国となっている。特記すべきはASEAN(4.3%)からの輸入が20.9%の大幅増となったことで、うちベトナム(1.8%)は49.2%増の38億9,200万ユーロに達し、アジア大洋州地域では日本を上回り、中国、韓国に次ぐ第3の相手国となった。これは主として事務機器(29.7%)が前年から4倍に増えたことによる。

表2 チェコの主要品目別輸出入[通関ベース](単位:100万ユーロ、%)(△はマイナス値)
項目 輸出(FOB) 輸入(CIF)
2023年 2024年 2023年 2024年
金額 金額 構成比 伸び率 金額 金額 構成比 伸び率
機械類・輸送用機器 138,261 143,740 59.1 4.0 103,087 103,583 48.1 0.5
階層レベル2の項目道路走行車 48,336 50,445 20.8 4.4 21,702 21,634 10.0 △ 0.3
階層レベル2の項目電気機器 26,746 26,426 10.9 △ 1.2 28,582 27,168 12.6 △ 4.9
階層レベル2の項目通信・録音機器 19,013 20,990 8.6 10.4 17,339 18,289 8.5 5.5
階層レベル2の項目事務機器 13,770 16,844 6.9 22.3 10,713 13,095 6.1 22.2
階層レベル2の項目一般産業機械・設備 15,454 14,755 6.1 △ 4.5 10,458 9,720 4.5 △ 7.1
原料別製品 31,582 30,542 12.6 △ 3.3 31,343 30,804 14.3 △ 1.7
階層レベル2の項目金属製品 10,302 9,901 4.1 △ 3.9 7,469 7,243 3.4 △ 3.0
階層レベル2の項目鉄、鉄鋼 5,098 4,356 1.8 △ 14.6 8,176 7,896 3.7 △ 3.4
雑製品 28,445 30,057 12.4 5.7 24,724 25,945 12.0 4.9
階層レベル2の項目専門・科学・検査器具 4,916 5,534 2.3 12.6 4,225 4,375 2.0 3.6
階層レベル2の項目家具 4,673 4,756 2.0 1.8 3,617 3,873 1.8 7.1
階層レベル2の項目玩具、スポーツ用品(SITC3) 4,148 4,295 1.8 3.5 1,855 1,823 0.8 △ 1.7
階層レベル2の項目衣類・服飾 3,204 3,580 1.5 11.8 4,149 4,275 2.0 3.0
階層レベル2の項目プラスチック製品(SITC3) 3,352 3,532 1.5 5.3 3,512 3,436 1.6 △ 2.2
化学製品 16,045 16,548 6.8 3.1 24,470 24,731 11.5 1.1
食料品・生きた動物 9,316 9,853 4.1 5.8 11,012 11,928 5.5 8.3
食料に適さない原材料 4,349 4,504 1.9 3.6 3,859 3,904 1.8 1.2
鉱物性燃料 4,756 4,128 1.7 △ 13.2 13,244 11,698 5.4 △ 11.7
飲料・たばこ 2,196 2,395 1.0 9.1 1,658 1,704 0.8 2.7
動植物性油脂 574 492 0.2 △ 14.3 417 369 0.2 △ 11.5
合計(その他含む) 236,411 243,103 100.0 2.8 214,498 215,344 100.0 0.4

〔出所〕チェコ統計局(CZSO)

表3 チェコの主要国・地域別輸出入[通関ベース](単位:100万ユーロ、%)(△はマイナス値)
国・地域 輸出(FOB) 輸入(CIF)
2023年 2024年 2023年 2024年
金額 金額 構成比 伸び率 金額 金額 構成比 伸び率
EU 192,486 192,682 79.3 0.1 123,077 122,378 56.8 △ 0.6
階層レベル2の項目ユーロ圏 155,424 154,848 63.7 △ 0.4 92,846 92,250 42.8 △ 0.6
階層レベル3の項目ドイツ 77,759 78,059 32.1 0.4 44,751 43,881 20.4 △ 1.9
階層レベル3の項目スロバキア 18,541 18,052 7.4 △ 2.6 9,762 9,864 4.6 1.0
階層レベル3の項目フランス 11,226 11,198 4.6 △ 0.3 6,315 6,387 3.0 1.1
階層レベル3の項目オーストリア 9,829 9,635 4.0 △ 2.0 5,618 5,473 2.5 △ 2.6
階層レベル3の項目イタリア 9,488 9,472 3.9 △ 0.2 8,494 8,350 3.9 △ 1.7
階層レベル3の項目オランダ 8,263 7,862 3.2 △ 4.9 5,574 5,582 2.6 0.1
階層レベル2の項目非ユーロ圏 37,062 37,835 15.6 2.1 30,231 30,128 14.0 △ 0.3
階層レベル3の項目ポーランド 17,332 18,087 7.4 4.4 17,279 17,819 8.3 3.1
階層レベル3の項目ハンガリー 8,497 8,421 3.5 △ 0.9 5,655 4,853 2.3 △ 14.2
階層レベル3の項目ルーマニア 3,850 3,830 1.6 △ 0.5 2,973 3,077 1.4 3.5
階層レベル3の項目スウェーデン 3,745 3,652 1.5 △ 2.5 1,794 1,714 0.8 △ 4.5
英国 8,900 10,483 4.3 17.8 3,735 3,414 1.6 △ 8.6
ロシア 676 623 0.3 △ 7.9 3,144 3,147 1.5 0.1
アジア大洋州 7,610 9,194 3.8 20.8 56,800 59,490 27.6 4.7
階層レベル2の項目中国 2,431 3,023 1.2 24.4 36,736 36,666 17.0 △ 0.2
階層レベル2の項目日本 945 1,203 0.5 27.3 3,896 3,840 1.8 △ 1.4
階層レベル2の項目ASEAN 1,279 1,953 0.8 52.7 7,743 9,364 4.3 20.9
階層レベル3の項目シンガポール 523 1,053 0.4 101.3 285 273 0.1 △ 4.4
階層レベル3の項目マレーシア 179 278 0.1 55.0 1,881 2,113 1.0 12.3
階層レベル3の項目ベトナム 122 191 0.1 56.3 2,609 3,892 1.8 49.2
階層レベル2の項目インド 1,084 1,044 0.4 △ 3.7 2,321 2,838 1.3 22.3
階層レベル2の項目韓国 517 560 0.2 8.1 4,371 4,204 2.0 △ 3.8
階層レベル2の項目台湾 342 399 0.2 16.6 1,491 2,322 1.1 55.7
米国 5,585 6,615 2.7 18.4 6,049 5,938 2.8 △ 1.8
中東 6,267 7,328 3.0 16.9 3,590 3,446 1.6 △ 4.0
階層レベル2の項目トルコ 3,346 3,917 1.6 17.1 2,765 2,784 1.3 0.7
アフリカ 2,298 2,210 0.9 △ 3.8 1,865 1,786 0.8 △ 4.2
メキシコ 1,133 1,244 0.5 9.8 1,024 1,070 0.5 4.5
ブラジル 404 472 0.2 16.9 294 238 0.1 △ 19.0
合計(その他含む) 236,411 243,103 100.0 2.8 214,498 215,344 100.0 0.4

〔注〕アジア大洋州は、ASEAN+6(日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インド)に香港、台湾を加えた合計値。
〔出所〕チェコ統計局(CZSO)

対内・対外直接投資動向 
対内直接投資はサービス部門を中心に堅調に増加

中銀によると、2024年の対内直接投資額(国際収支ベース、ネット、フロー)は前年比7.9%増の93億9,500万ユーロだった。業種別に見ると、全体の66.8%を占めるサービス業が27.4%増加し、62億7,900万ユーロに達した。中でも不動産が前年の引き揚げ超過から16億6,900万ユーロの増加に転じ、堅調な伸びを示した。同部門の投資案件としては、フィンランドの建設大手YITコーポレーション(YIT Corporation)が2024年11月に発表した、チェコの投資会社RSJインベストメンツ(RSJ Investments)と合弁会社を設立し、2025年に着工する大型集合住宅建設事業が挙げられる(投資額は非公表)。製造業への投資は25億6,900万ユーロで、0.4%の微増にとどまった。うち最大業種のコンピューター、電子・光学製品は26.7%減、続く自動車は65.5%減とそれぞれ大幅に減少した。前者の投資案件としては米国の半導体開発会社タキアム(Tachyum)が2024年9月に発表した開発センターの設立(投資額は非公表)などがある。一方食品、飲料、たばこ製品は18.7%増加した。同部門への投資には、食品ネット販売大手ロフリーク・グループ(Rohlik Group)が同年6月に発表した、欧州復興開発銀行(EBRD)やベルギーの投資会社ソフィナ(Sofina)などから事業拡大用の資金1億7,000万ドルを調達した案件などがある。

対内直接投資を国・地域別にみると、全体の86.2%を占めるEUからの投資は80億9,800万ユーロで、前年比2.5%増加した。最大の投資元はドイツで、投資額は59.9%増の22億200万ユーロだった。同国からの投資案件としては、自動車部品開発・製造大手ヴィテスコ・テクノロジーズ〔Vitesco Technologies、現シャフラー(Schaeffler)〕が2024年1月に発表した、北東部オストラバのバッテリー式電気自動車(BEV)用電子部品生産拠点設立(投資額1億8,800万ユーロ)や、自動車用ドア、ボンネット、シートのメーカー、ウィッテ・オートモティブ(Witte Automotive)が同年6月に発表した西部オストロフの生産拠点設立(投資額は非公表)などがある。ドイツに続く2位のオランダは倍増し、19億1,500万ユーロに達した。同国に関しては、医薬品のネット販売大手レッドケア・ファーマシー(Redcare Pharmacy)が2024年10月に発表した配送センター設立(投資額は非公表)などが挙げられる。欧州外では米国からの投資が急増し、前年の引き揚げ超過から2億9,800万ユーロのプラスに転じた。2024年6月に同国の半導体大手・オンセミ(Onsemi)がチェコ国内での生産拡大計画を発表し、追加投資額は最大20億ドルとの見通しを公表した。これが実現すれば民営化を除く民間部門のチェコ向け対内直接投資としては過去最大規模の案件の1つとなる。

対外直接投資は大幅増、金融・保険分野が全体の5割占める

2024年の対外直接投資額(国際収支ベース、ネット、フロー)は76億8,700万ユーロで、前年比39.2%増と大幅に拡大した。業種別にみると、金融・保険部門が2.5倍増の38億4,600万ユーロと全体の50.0%を占め、全部門のなかで他を圧して首位となった。続く専門・科学・技術も、前年の2.6倍と大幅に増加し9億3,900万ユーロに達した。前者では保険会社レノミア(Renomia)が2025年1月、ポーランドの同業モドゥス(MODUS)の株式を取得した(投資額非公開)。また後者の例としては、プラハを拠点とする気象予報サービス会社、ウィンディティ(Windyty)が2024年6月にスイスの同業メテオブルー(Meteoblue)の買収を発表している(投資額非公開)。製造業部門の投資も活発で、前年の引き揚げ超過から11億6,300万ユーロのプラスに転じた。特に自動車、および自動車以外の輸送用機器が好調で、前者の案件としては、シュコダ・オート(Skoda Auto)が2025年3月、ベトナムの新工場で現地組立を開始したこと(投資額非公開)などが挙げられる。

表4 チェコの業種別対内・対外直接投資[国際収支ベース、ネット、フロー](単位:100万ユーロ、%)(△はマイナス値)
業種 対内直接投資 対外直接投資
2023年 2024年 2023年 2024年
金額 金額 伸び率 金額 金額 伸び率
サービス業 4,928 6,279 27.4 5,482 5,675 3.5
階層レベル2の項目不動産 △ 114 1,669 1,355 588 △ 56.6
階層レベル2の項目専門・科学・技術 1,792 1,515 △ 15.4 355 939 164.8
階層レベル2の項目小売・卸売、自動車修理 1,330 1,223 △ 8.0 1,223 △ 97
階層レベル2の項目金融・保険 1,818 1,016 △ 44.1 1,515 3,846 153.8
階層レベル2の項目情報・通信 579 647 11.7 573 218 △ 61.9
階層レベル2の項目運輸・倉庫 △ 496 115 57 86 51.8
製造業 2,559 2,569 0.4 △ 124 1,163
階層レベル2の項目コンピューター、電子・光学製品 731 536 △ 26.7 △ 0 △ 25
階層レベル2の項目自動車 918 317 △ 65.5 △ 138 631
階層レベル2の項目食品、飲料、たばこ製品 252 299 18.7 △ 133 21
階層レベル2の項目卑金属、金属製品 △ 230 283 72 △ 12
階層レベル2の項目機械・設備(他に分類されないもの) 243 121 △ 50.2 73 48 △ 34.7
階層レベル2の項目石油、化学、医薬品、ゴム、プラスチック製品 △ 313 53 △ 9 48
階層レベル2の項目自動車以外の輸送用機器 209 △ 9 82 487 496.4
建設 711 461 △ 35.2 122 △ 6
上下水道、廃棄物管理 181 113 △ 37.4 △ 16 △ 1
電気・ガス等供給 808 93 △ 88.5 36 846 2,256.3
鉱業 55 33 △ 39.6 42 0 △ 99.0
農林水産業 △ 35 △ 19 △ 4 0
合計(その他含む) 8,707 9,395 7.9 5,520 7,687 39.2

〔注〕2024年は暫定値
〔出所〕チェコ国立銀行

表5 チェコの国・地域別対内・対外直接投資[国際収支ベース、ネット、フロー](単位:100万ユーロ、%)(△はマイナス値)
国・地域 対内直接投資 対外直接投資
2023年 2024年 2023年 2024年
金額 金額 伸び率 金額 金額 伸び率
EU 7,898 8,098 2.5 4,054 5,040 24.3
階層レベル2の項目ユーロ圏 8,400 6,833 △ 18.7 3,239 5,372 65.8
階層レベル3の項目ドイツ 1,377 2,202 59.9 △ 352 △ 406
階層レベル3の項目オランダ 925 1,915 106.9 △ 761 △ 124
階層レベル3の項目ルクセンブルク 2,830 996 △ 64.8 1,054 2,685 154.7
階層レベル3の項目キプロス 104 955 822.8 400 295 △ 26.2
階層レベル3の項目スロバキア 704 610 △ 13.3 526 2,033 286.5
階層レベル3の項目フランス 593 509 △ 14.3 712 407 △ 42.8
階層レベル3の項目デンマーク 275 239 △ 13.0 △ 1 13
階層レベル3の項目オーストリア 794 212 △ 73.3 424 71 △ 83.2
階層レベル2の項目非ユーロ圏 △ 502 1,265 815 △ 332 △ 140.8
階層レベル3の項目ポーランド 36 509 1,313.9 837 △ 581
階層レベル3の項目スウェーデン △ 988 265 △ 7 △ 8
階層レベル3の項目ハンガリー 161 212 31.1 △ 75 121
英国 △ 449 35 422 592 40.4
スイス 757 312 △ 58.8 98 587 501.5
ウクライナ 44 41 △ 7.9 4 2 △ 55.3
ロシア △ 213 △ 31 △ 94 15
韓国 184 217 17.6 0 0
ベトナム 42 1 △ 97.1 △ 2 19
米国 △ 45 298 228 864 279.1
香港 332 △ 11 △ 5 0
インド 139 5 △ 96.6 26 114 331.4
台湾 1 41 2,835.7 N.A. 0
中南米 104 11 △ 89.9 △ 73 8
階層レベル2の項目ブラジル △ 26 △ 3 9 10 6.7
階層レベル2の項目メキシコ 17 △ 18 △ 49 4
アフリカ 63 △ 15 115 △ 2
中国 85 142 66.6 △ 9 7
日本 △ 71 12 7 12 81.8
合計(その他含む) 8,707 9,395 7.9 5,520 7,687 39.2

〔注〕2024年は暫定値
〔出所〕チェコ国立銀行

対外直接投資を国・地域別にみると、EU域内への投資は50億4,000万ユーロで、前年比24.3%増となった。最大の投資先ルクセンブルクへの投資額は26億8,500万ユーロで、前年比で2.5倍となった。同国向け投資では、ITサービス会社アリコマ(Aricoma)が2024年9月に発表した、同国のソフトウエア開発会社ネオファクト(Neofacto)の買収などがある(投資額非公開)。ルクセンブルクに次ぐスロバキアは前年の3.9倍の20億3,300万ユーロに増加した。同国への投資例としては、チェコ投資グループ・クレジタス(Creditas)傘下のUCEDが2024年7月に発表した、スロバキアの電気・熱生産・供給大手GGE買収などが挙げられる(投資額非公開)。欧州域外では米国が3.8倍と急増し、同国を3位の投資先に押し上げた。大型案件としてはチェコの防衛機器大手メーカーCSGが2024年11月に、米国の弾薬メーカー、キネティック・グループ(Kinetic Group)の買収を完了したことなどが挙げられる(投資額非公開)。

表6-1 チェコの主な対内直接投資案件(2024年)[M&A以外]
業種 企業名 国籍 時期 投資額 概要
半導体 オンセミ(Onsemi) 米国 2024年6月 20億ドル 米大手半導体メーカーのオンセミは、欧州および世界中の顧客基盤向けの先進パワー半導体サプライチェーンを強化するため、チェコ東部ロジュノフ・ポド・ラドホシュチェムの事業所の生産能力を拡大すると発表。パワー半導体の需要の高まりに応えるため、最先端の垂直統合炭化ケイ素(SiC)製造施設を増設する。最大20億ドルの投資額は、民営化を除く民間部門のチェコ向け対内直接投資としては過去最大規模の1つ。
EV部品 ヴィテスコ・テクノロジーズ(Vitesco Technologies)
〔現シェフラー(Schaeffler)〕
ドイツ 2024年1月 1億8,800万ユーロ ヴィテスコ・テクノロジーズ(現シェフラー、2024年10月1日にシェフラーが吸収合併完了を発表)はチェコ北東部オストラバに最新鋭のBEV用高圧部品の製造・自動化物流センターを新設すると発表。2027年までに1,000人以上を雇用予定。
自動車部品 ウィッテ・オートモティブ(Witte Automotive) ドイツ 2024年6月 非公開 自動車用ドア、ボンネット、シートのメーカー、ウィッテ・オートモーティブは、西部オストロフの工業団地内の敷地に、カルロビ・バリ州3カ所目の工場を開設すると発表。工場完成は2025年で、第1フェーズの新規雇用者数は250~350人の予定。同工業団地は、輸送インフラへの優れたアクセスで際立っており、持続可能な建設の要素と、エネルギー消費を削減するだけでなく、環境に優しい最新の技術を統合している。
航空関連機器 サフラン・グループ(Safran Group) フランス 2025年1月 非公開 既存のプルゼニュ(チェコ西部)工場近郊ロキツァニに、エアバスA330の機内施設(クルーの休憩場所、トイレ、階段スペース)や、ボーイング777の次世代ギャレーの生産を行う新工場を設立し、2024年6月から稼働した後、2024年11月に正式に新工場のオープニングイベントを開催したと発表した。
エネルギー 日立エナジー 日本 2024年12月 11億コルナ 日立エナジーは、同社が進めている世界的なクリーンエネルギーへの変革戦略に基づき、欧州での生産強化プロジェクトの一環として、チェコ南部ブルノの高電圧送電網製品の生産拠点への追加投資を発表。生産能力を2025年末までに40%拡大する。200人新規雇用予定。
自動車部品 アイシン 日本 2024年7月 非公開 アイシンはドイツのBMWと、BMWが設計するe-axleの受託生産について協業することを合意したと発表。生産開始に向けてチェコ南部ピーセックの生産拠点を拡張し、電動化など製品供給体制の拡充を図る。
自動車 トヨタ自動車 日本 2024年11月 1,700万ユーロ トヨタの欧州統括会社トヨタ・モーター・ヨーロッパが、チェコ中央部コリーン市の生産拠点敷地内に物流センター「メガハブ」を開設したと発表。年間35万台の処理能力を有し、同様の施設としては欧州最大規模のものとなる予定。
不動産 YITコーポレーション(YIT Corporation) フィンランド 2024年11月 非公開 チェコの投資会社RSJインベストメンツ(RSJ Investments)と設立した各持ち株50%の合弁会社が、ブルノ市内に大規模な集合住宅を設立する。2025年春着工、2031年夏完成予定。住宅全体の市場価値見積額は2億ユーロ。

〔出所〕 各社発表および報道などから作成

表6-2 チェコの主な対内直接投資案件(2024年)[M&A]
被買収企業(事業) 買収企業 時期 投資額 概要
業種 企業名 企業名 国籍
食品小売 ロフリーク・グループ(Rohlik Group) 欧州復興開発銀行(EBRD)、ソフィナ(Sofina)、インデックス・ベンチャーズ(Index Ventures)、カドリーユ(Quadril)など ベルギー 、英国、フランス 2024年6月 1億7,000万ドル 食品ネット販売大手ロフリークは、欧州復興開発銀行およびソフィナなどから事業拡大用の資金を調達。ロフリークのDACH(ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタイン)および中東欧における事業拡大計画を推進し、2030年までに10以上の都市への進出を目指す。
金属リサイクル メタルプラスト・リサイクリング(MetallPlast Recykling) クロニメット・ホールディング・グループ(Cronimet Holding Group) ドイツ 2024年9月 非公開 ドイツの金属リサイクル大手クロニメットが、チェコの同業企業メタルプラスト・リサイクリングの100%買収を完了。
エネルギー テドム(Tedom) ヤンマーエネルギーシステム 日本 2024年11月 非公開 ヤンマーホールディングスのグループ会社、ヤンマーエネルギーシステムが、コージェネレーション(熱電併給システム)製造のほか、電力・ガスの購入・販売、エネルギー監査、グリッドバランシングなど、さまざまなエネルギーサービスを提供しているテドムの買収を正式に完了したと発表した。株式100%を、チェコの投資会社ジェット・インベストメントから取得した。

〔出所〕 各社発表および報道などから作成

表7-1 チェコの主な対外直接投資案件(2024年)[M&A以外]
業種 企業名 投資先国 時期 投資額 概要
不動産 CTPインベスト(CTP Invest) ドイツ 2024年12月 1億5,500万 ユーロ フランスの特殊管製造を専門とするバロウレック(Vallourec)から、ドイツのデュッセルドルフ市内の83万m2超の敷地を買収することを合意。総額7億ユーロを投じて最先端の工業団地に整備する予定。
自動車 シュコダ・オート(Skoda Auto) ベトナム 2025年3月 非公開 2023年にベトナム市場に参入した自動車大手シュコダ・オートと現地パートナーのタンコングループ(Thanh Cong Group )は、ベトナムの新工場で「クシャック」「スラビア」2車種の現地組み立て(CKD)生産を開始したと発表。

〔出所〕 各社発表および報道などから作成

表7-2 チェコの主な対外直接投資案件(2024年)[M&A]
買収企業 被買収企業(事業) 時期 投資額 概要
企業名 業種 企業名 国籍
インベン・キャピタル(Inven Capital) 公共電気バス輸送 エンバー(Ember)他 英国 2024年3月 3億2,600コルナ チェコ電力の子会社で欧州投資銀行(EIB)の支援をうけるインベン・キャピタルは、他の投資企業とともに、公共長距離電気バスを運行するスタートアップ、エンバーに3億2,600万コルナを投資することを発表。
UCED エネルギー GGE スロバキア 2024年7月 非公開 チェコ投資グループ・クレジタス(Creditas)傘下のUCEDが、6月にM&G Investmentsからスロバキアの電気・熱生産・供給大手GGEの買収を完了したと発表。
アリコマ(Aricoma) ソフトウエア開発 ネオファクト(Neofacto) ルクセンブルク 2024年9月 非公開 チェコ大手投資グループKKCG傘下で企業向けITサービスを提供するアリコマが、欧州投資銀行(EIB)やルクセンブルクの金融機関向けソフトウエア開発を手掛けているネオファクトの買収完了を発表。
チェコ電力(CEZ) SMR開発・製造 ロールスロイスSMR(Rolls-Royce SMR) 英国 2024年10月 非公開 チェコ電力は、ロールスロイスの小型モジュール炉(SMR)関連子会社のロールスロイスSMRとSMRの開発・建設に関する戦略的パートナーシップ協定に調印し、同社の株式の約20%を取得したと発表。
CSG 弾薬設計、製造 キネティック・グループ(Kinetic Group) 米国 2024年11月 非公開 チェコの防衛機器大手CSGは、米国のアウトドアレクリエーションと射撃スポーツ製品大手ビスタ・アウトドア(Vista Outdoor)傘下で弾薬事業を手掛けるキネティック・グループの買収を完了した。

〔出所〕 各社発表および報道などから作成

対日関係 
対日輸出大幅増で、貿易赤字が縮小

2024年の対日輸出は前年比27.3%増の12億300万ユーロ、輸入は1.4%減の38億4,000万ユーロで、貿易赤字額は前年から10.6%減の26億3,700万ユーロだった。日本は中国、ベトナム、韓国に次いで第4の貿易赤字相手国となっている。

対日輸出を品目別にみると、最大の機械類・輸送用機器(構成比52.4%)が前年から倍増した。事務機器(32.6%)が前年比4.5倍となったことに加え、電気機器(4.3%)も25.4%増となり、輸出増を牽引した。一方、金のくず(18.0%)は32.8%減と大幅に減少した。なおビールの原料であるホップ(0.9%、6.2%増)の対日輸出は同製品の輸出全体の18.8%を占め、日本は依然として中国に次ぐ第2の輸出先となっている。

対日輸入を品目別にみると、全体の68.3%を占める機械類・輸送用機器が前年から3.4%減少した。最大の道路走行車(構成比22.0%)は前年比3.0%となり、うち乗用車(16.1%)は1.4%、自動車部品(4.0%)は17.7%それぞれ増加した。一方、特定産業に特化した機械(2.6%)が43.1%減と大幅に減少したほか、電気機器(18.0%)は、内燃機関用電気機器(1.7%)の35.0%減などを受けて2.9%減少した。特記すべきは化学製品(9.9%)の伸長(20.6%増)で、これは貴金属超微粒子(3.1%)が前年の6.2倍に増えたことが主な要因である。

表8-1 チェコの対日主要品目別輸出(FOB)[通関ベース](単位:100万ユーロ、%)(△はマイナス値)
品目 2023年 2024年
金額 金額 構成比 伸び率
機械類・輸送用機器 314 630 52.4 101.0
階層レベル2の項目事務機器 87 392 32.6 349.8
階層レベル2の項目一般産業機械・設備 73 68 5.7 △ 6.8
階層レベル2の項目通信・録音機器 68 58 4.9 △ 14.6
階層レベル2の項目電気機器 41 52 4.3 25.4
他に分類されない品目 323 217 18.1 △ 32.7
階層レベル2の項目金のくず(金を使った金属のくずを含む)(SITC5) 323 217 18.0 △ 32.8
雑製品 129 154 12.8 19.4
階層レベル2の項目専門、科学、検査器具 72 87 7.2 21.3
化学製品 66 69 5.8 4.7
食料品・生きた動物 55 49 4.1 △ 10.5
階層レベル2の項目穀物・穀物調整品 16 18 1.5 14.0
階層レベル2の項目動物用飼料 26 17 1.4 △ 36.2
階層レベル2の項目ホップ(SITC5) 11 11 0.9 6.2
食料に適さない原料 26 43 3.6 64.2
原料別製品 31 39 3.2 25.1
階層レベル2の項目ゴム製品 10 13 1.0 25.8
飲料・たばこ 1 1 0.1 △ 12.3
合計(その他含む) 945 1,203 100.0 27.3

〔出所〕 チェコ統計局

表8-2 チェコの対日主要品目別輸入(CIF)[通関ベース](単位:100万ユーロ、%)(△はマイナス値)
品目 2023年 2024年
金額 金額 構成比 伸び率
機械類・輸送用機器 2,716 2,623 68.3 △ 3.4
階層レベル2の項目道路走行車 818 843 22.0 3.0
階層レベル2の項目電気機器 712 691 18.0 △ 2.9
階層レベル2の項目発電機器 301 302 7.9 0.2
階層レベル2の項目事務機器 276 271 7.0 △ 1.9
階層レベル2の項目一般産業機械・設備 294 264 6.9 △ 10.1
階層レベル2の項目特定産業に特化した機械 177 101 2.6 △ 43.1
雑製品 558 549 14.3 △ 1.7
階層レベル2の項目専門、科学、検査器具 271 238 6.2 △ 12.3
化学製品 315 380 9.9 20.6
階層レベル2の項目無機化学品 23 119 3.1 415.6
階層レベル2の項目貴金属超微粒子(SITC5) 19 118 3.1 519.5
原料別製品 278 252 6.6 △ 9.2
階層レベル2の項目金属製品 98 97 2.5 △ 0.9
食料に適さない原料 15 19 0.5 28.5
階層レベル2の項目生ゴム(合成ゴム及び再生ゴムを含む) 14 18 0.5 24.4
食料品・生きた動物 5 7 0.2 49.4
鉱物性燃料 7 6 0.2 △ 6.9
合計(その他含む) 3,896.3 3,840 100.0 △ 1.4

〔出所〕 チェコ統計局

2024年の日本からチェコへの投資額(国際収支ベース、ネット、フロー)は1,200万ユーロだった。日本企業の個別案件をみると、自動車部門では、7月にアイシンがドイツBMWの設計するe-axle(BEVの動力源となる電動ユニットで、モーター、インバーター、ギアを一体化したもの)を受託生産することで合意し、生産開始に向けチェコ南部ピーセックの生産拠点を拡張し、電動化など製品供給体制の拡充を図ると発表した(投資額は非公表)。また11月にはトヨタ自動車の欧州統括会社トヨタ・モーター・ヨーロッパが、1,700万ユーロを投じて、完全子会社のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコの敷地内に、年間35万台の処理能力を有する物流センター「メガハブ」を開設した。一方、エネルギー部門では、11月にヤンマーホールディングスが、グループ会社のヤンマーエネルギーシステムによる、チェコのコージェネレーション(熱電併給システム)製造大手テドム(Tedom)の買収を完了した(投資額は非公表)。さらに12月には日立エナジーが、約11億コルナを投じてチェコ南部ブルノの高電圧送電網製品の生産拠点を拡大する計画を公表した。

基礎的経済指標

(△はマイナス値)
項目 単位 2022年 2023年 2024年
実質GDP成長率 (%) 2.9 0.1 1.0
1人当たりGDP (米ドル) 27,876 31,630 31,543
消費者物価上昇率 (%) 15.1 10.7 2.4
失業率 (%) 3.4 3.6 3.8
貿易収支 (100万米ドル) △ 859 13,047 18,001
経常収支 (100万米ドル) △ 13,643 △ 432 6,050
外貨準備高(グロス) (100万米ドル) 139,284 146,345 141,988
対外債務残高(グロス) (100万米ドル) 206,158 214,990 217,477
為替レート (1米ドルにつきチェコ・コルナ、期中平均) 23 22 23


1人当たりGDP:2024年のみ推定値
貿易収支:国際収支ベース(財のみ)
経常収支:国際収支ベース
出所
実質GDP成長率、消費者物価上昇率、失業率:チェコ統計局(CZSO)
1人当たりGDP、外貨準備高(グロス)、為替レート:IMF
貿易収支、経常収支、対外債務残高(グロス):チェコ国立銀行