メキシコの貿易と投資(世界貿易投資動向シリーズ)

要旨・ポイント

  • 2022年のGDP成長率は3.0%、ニアショアリングによる投資増で堅調。
  • 米国向けの輸出品製造の活発化により、中間財・資本財輸入が増え、貿易収支は赤字基調。
  • 米国向け生産拠点として投資が急増し、対内直接投資額は過去2番目を記録。
  • 世界的な原油価格の上昇により、原油を含む鉱物生産品の輸入が大幅増。

公開日:2023年9月27日

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マクロ経済 
内需の回復と外資系企業の投資増により、GDP成長率は3.0%

2022年のメキシコの実質GDP成長率は3.0%と、新型コロナウイルス感染拡大後の反動増がみられた2021年と比べると減速したものの、堅調な成長を維持した。内需が回復し、民間消費支出は通年で6.1%の成長を記録した。財貨・サービスの輸出も7.6%と好調に推移した。さらに、これまで現政権の不透明な政策や法的安定性の欠如に対する懸念が影響して回復が遅れていた民間投資は、米中摩擦の影響によりニアショアリングの考え方が再評価され、北米における生産拠点として外資系企業の投資が急増した。この結果、製造業を中心に2022年の総固定資本形成は年間で6.0%となった。ニアショアリングの傾向は2023年も継続しており、対内直接投資の増加がメキシコの成長を下支えする要因になると予想される。

2022年は高いインフレ率と金利上昇に見舞われた。2022年の年間消費者物価上昇率は7.8%だったが、過去12カ月の上昇率では8月に2000年12月以来の水準である8.7%を記録した。背景として、新型コロナウイルス禍やロシアのウクライナ侵攻に起因するサプライチェーンの分断や輸送コストの上昇、基礎物資やエネルギー価格の高騰が挙げられる。メキシコ政府はインフレ率の上昇を抑えるために、2022年5月からインフレ率上昇抑制策(PACIC)の一環として、食品や雑貨など24品目の基礎物資における輸入関税を撤廃する措置を実施した。同年10月には協定に署名した食品製造企業や流通企業に対して、基礎物資の輸入手続きおよび許認可を免除する政策を行った。それでも基礎物資のインフレ率を抑えることができず、食品価格などは高止まりの傾向が続いている

インフレ上昇に伴い、メキシコ中央銀行は政策金利を引き上げた。政策金利は2022年1月の5.5%から2022年12月には10.5%となり、1年間で約2倍に上昇した。高金利は2023年も継続しており、メキシコの消費活動への影響が懸念される。さらに、米国とメキシコの間の実質金利差(インフレ率と政策金利の差)に注目した投資家のペソ買いが進み、ドル安ペソ高が進行した。対ドル為替相場は2022年11月末以降20ペソ割れが続いており、このままドル安ペソ高基調が進むと輸出への影響が懸念される。実際、2023年第1四半期の財貨・サービスの輸出の伸び率はマイナス1.4%となっている。

表1 メキシコの需要項目別実質GDP成長率(単位:%)(△はマイナス値)
項目 2021年 2022年 2023年
年間 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
実質GDP成長率 4.7 3.0 1.9 2.4 4.3 3.5 3.7
階層レベル2の項目民間最終消費支出 7.5 6.1 7.0 6.7 6.3 4.5 4.8
階層レベル2の項目政府最終消費支出 △ 0.6 0.8 0.2 △ 0.9 2.1 1.9 0.7
階層レベル2の項目国内総固定資本形成 10.7 6.0 5.9 6.5 3.8 7.6 9.5
階層レベル2の項目財貨・サービスの輸出 7.1 7.6 10.0 9.4 11.7 △ 0.1 △ 1.4
階層レベル2の項目財貨・サービスの輸入 15.6 8.7 6.1 11.7 11.3 5.5 9.6

〔注〕四半期の伸び率は前年同期比。
〔出所〕国立統計地理情報院(INEGI)

貿易 
生産活動の活発化により、貿易収支は赤字基調に

2022年の貿易は、輸出が前年比16.9%増の5,781億9,300万ドル、輸入は19.6%増の6,046億1,500万ドルだった。輸出総額と輸入総額を合計した往復貿易額は1兆1,828億800万ドルで、2021年の水準を超え、過去最高となった。輸出入双方で増加したものの、部品や原材料などの中間財輸入が18.1%増、機械などの資本財も18.9%増と大きく伸び、ガソリンなど石油精製品の輸入価格上昇も影響し、貿易収支は264億2,100万ドルの赤字となった。メキシコは輸出する製品を製造するために中間財の輸入を必要とし、また資本財は国産が乏しいため、輸出に関する生産活動が増えるほど、貿易収支は赤字基調になる。また、ガソリンやディーゼルなどの燃料の国内生産も十分ではない。そのため、貿易収支が赤字の場合は、国内の経済活動が活発であることを示している。

輸出を品目別にみると、輸出全体の約9割を占める工業製品・同部品は、前年比16.6%増の5,084億3,400万ドル、このうち自動車・同部品は18.2%増の1,652億3,200万ドルとなった。その内訳をみると、乗用車は19.0%増の472億7,500万ドルと好調であり、2021年は半導体不足の影響が目立ったが、徐々に解消されつつある。原油は、2021年に引き続き原油価格が高騰したため、31.3%増の318億6,500万ドルを記録した。その他、電気・電子機器は11.6%増の853億2,100万ドル、産業用機械機器も21.2%増の876億9,100万ドルと好調だった。

輸出を国・地域別にみると、全体の約8割を占める米国向けが前年比18.5%増の4,727億300万ドルとなった。最大の輸出品目は情報処理機器で27.7%増、次いで乗用車が27.4%増、自動車部品が19.3%増で、昨年半導体不足で伸び率が鈍化した品目の上昇が目立った。2位はカナダで19.5%増の156億1,400万ドル、3位は中国で18.0%増の109億1,800万ドルだった。

輸入の品目別では、昨年も伸長した工業製品・同部品が前年比17.4%増と大きく伸びた。このうち自動車・同部品が21.1%増、産業用機械機器が19.4%増、電気・電子機器が15.7%増と、主要品目で増加している。鉱産品は37.6%増で、特にガソリン・ディーゼルは原油価格上昇の影響を受け、70.7%増と大幅な増加を記録した。国・地域別にみると、全体の43.8%を占める米国が19.9%増の2,650億2,600万ドルを記録した。米国からの輸入額が最も大きい品目は、石油精製品の387億2,500万ドル(67.9%増)であり、一般・産業機械よりも大きく、エネルギー価格上昇の影響が表れている。2位は前年と同じく中国で、17.5%増の1,186億9,600万ドルとなった。

表2-1 メキシコの主要品目別輸出(FOB)[通関ベース](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農産・林産品 18,010 19,519 3.4 8.4
畜産・水産品 1,901 1,879 0.3 △ 1.2
鉱産品 29,217 39,212 6.8 34.2
階層レベル2の項目原油 24,275 31,865 5.5 31.3
工業製品・同部品 436,082 508,434 87.9 16.6
階層レベル2の項目自動車・同部品 139,842 165,232 28.6 18.2
階層レベル3の項目乗用車 39,736 47,275 8.2 19.0
階層レベル2の項目電気・電子機器 76,447 85,321 14.8 11.6
階層レベル3の項目カラーテレビ・ディスプレイ 15,676 14,119 2.4 △ 9.9
階層レベル3の項目データ送受信機器 11,911 13,411 2.3 12.6
階層レベル2の項目産業用機械機器 72,330 87,691 15.2 21.2
その他 9,555 9,150 1.6 △ 4.2
合計(その他含む) 494,765 578,193 100.0 16.9

〔注〕2022年は暫定値。構成比はすべて総額に対する比率。
〔出所〕 中央銀行(Informe Anual 2022)およびINEGI貿易統計から作成

表2-2 メキシコの主要品目別輸入(FOB)[通関ベース](単位:100万ドル、%)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農産・林産品 17,409 20,482 3.4 17.7
畜産・水産品 933 1,066 0.2 14.2
鉱産品 53,851 74,114 12.3 37.6
階層レベル2の項目ガソリン・ディーゼル 24,958 42,601 7.0 70.7
工業製品・同部品 430,705 505,652 83.6 17.4
階層レベル2の項目繊維・アパレル・皮革 13,789 17,050 2.8 23.6
階層レベル2の項目自動車・同部品 54,948 66,565 11.0 21.1
階層レベル2の項目産業用機械機器 69,233 82,698 13.7 19.4
階層レベル2の項目電気・電子機器 98,838 114,392 18.9 15.7
その他 2,805 3,300 0.5 17.7
合計(その他含む) 505,703 604,615 100.0 19.6
表3 メキシコの主要国・地域別輸出入[通関ベース](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
国・地域名 輸出(FOB) 輸入(FOB)
2021年 2022年 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率 金額 金額 構成比 伸び率
北米 412,050 488,317 84.5 18.5 232,233 278,222 46.0 19.8
階層レベル2の項目米国 398,989 472,703 81.8 18.5 220,985 265,026 43.8 19.9
階層レベル2の項目カナダ 13,061 15,614 2.7 19.5 11,249 13,195 2.2 17.3
中米 8,339 9,404 1.6 12.8 3,295 4,358 0.7 32.3
階層レベル2の項目グアテマラ 2,443 3,012 0.5 23.3 656 750 0.1 14.3
階層レベル2の項目コスタリカ 971 1,109 0.2 14.2 830 1,400 0.2 68.7
南米 13,083 14,615 2.5 11.7 14,601 19,511 3.2 33.6
階層レベル2の項目ブラジル 3,656 4,540 0.8 24.2 8,805 12,148 2.0 38.0
階層レベル2の項目コロンビア 3,434 3,691 0.6 7.5 1,401 2,048 0.3 46.2
階層レベル2の項目チリ 2,080 1,795 0.3 △ 13.7 2,133 2,159 0.4 1.2
階層レベル2の項目アルゼンチン 917 1,140 0.2 24.3 937 1,268 0.2 35.3
階層レベル2の項目ペルー 1,558 1,727 0.3 10.8 701 1,051 0.2 49.9
階層レベル2の項目ベネズエラ 230 335 0.1 45.7 14 39 0.0 178.6
カリブ 2,619 2,557 0.4 △ 2.4 1,123 1,343 0.2 19.6
アジア 29,356 32,658 5.6 11.2 193,379 229,350 37.9 18.6
階層レベル2の項目中国 9,255 10,918 1.9 18.0 101,015 118,696 19.6 17.5
階層レベル2の項目日本 4,182 4,703 0.8 12.5 17,085 18,297 3.0 7.1
階層レベル2の項目韓国 6,915 7,497 1.3 8.4 19,055 22,489 3.7 18.0
階層レベル2の項目マレーシア 271 304 0.1 12.2 12,448 14,583 2.4 17.2
階層レベル2の項目台湾 574 524 0.1 △ 8.7 11,789 14,976 2.5 27.0
階層レベル2の項目タイ 333 339 0.1 1.8 6,529 7,992 1.3 22.4
階層レベル2の項目インド 4,269 3,861 0.7 △ 9.6 5,931 7,541 1.2 27.1
階層レベル2の項目シンガポール 837 1,301 0.2 55.4 1,992 2,172 0.4 9.0
階層レベル2の項目香港 852 798 0.1 △ 6.3 468 754 0.1 61.1
EU 21,435 22,868 4.0 6.7 50,559 58,940 9.7 16.6
階層レベル2の項目ドイツ 7,541 8,340 1.4 10.6 17,232 18,455 3.1 7.1
階層レベル2の項目スペイン 4,913 5,519 1.0 12.3 4,593 5,649 0.9 23.0
階層レベル2の項目フランス 1,381 1,276 0.2 △ 7.6 4,126 4,449 0.7 7.8
階層レベル2の項目オランダ 2,343 2,235 0.4 △ 4.6 2,643 3,928 0.6 48.6
階層レベル2の項目イタリア 1,016 899 0.2 △ 11.5 6,109 7,785 1.3 27.4
その他欧州(英国) 5,583 5,018 0.9 △ 10.1 8,152 9,479 1.6 16.3
アフリカ 911 1,034 0.2 13.5 1,623 2,263 0.4 39.4
オセアニア 1,216 1,445 0.2 18.8 718 1,126 0.2 56.8
階層レベル2の項目オーストラリア 1,054 1,235 0.2 17.2 389 713 0.1 83.3
その他 173 277 0.0 60.1 20 23 0.0 15.0
合計(その他含む) 494,765 578,193 100.0 16.9 505,703 604,615 100.0 19.6

〔注〕アジア・大洋州は、ASEAN+6(日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インド)に香港、台湾を加えた合計値。
英国が2020年にEUを離脱したため、その他欧州として英国の数値を記載。
〔出所〕 中央銀行(Informe Anual 2022)から作成

通商政策 
メキシコ貿易、CPTTPのカバー率USMCAに次ぐ2位に

メキシコの貿易に占める経済協定締結国の割合は、輸出が93.1%と高いカバー率を誇り、輸入は65.7%となった。輸入のカバー率が輸出と比べ低い理由として、メキシコの輸入額で2位の中国との経済連携協定がないことが挙げられる。米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を締結した米国、カナダの構成比は輸出で84.5%、輸入でも46.0%を占めており、メキシコにとって最もカバー率の高い協定である。2位の環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)は、輸出が4.7%、輸入が10.4%となった。CPTPPは2018年12月30日に6カ国で発効し、2019年1月14日にベトナム、2021年9月19日にペルー、2022年11月29日にマレーシアとの間で発効した。さらに、2022年12月22日にチリの国会がCPTTPの批准を承認し2023年2月に発効、残っていたブルネイとの間でも2023年7月13日に発効した。

チリ、ペルー、コロンビアとの経済協定である太平洋同盟は、2022年11月にメキシコで開催予定だった第17回太平洋同盟首脳会談が急きょ中止となり、次回の会合実施時期は未定である。そのため、議題となっていたエクアドルの太平洋同盟への加盟についても合意に至っていない。

2020年に英国がEUを正式に離脱(いわゆるブレグジット)したが、英国との貿易はブレグジット移行期間である同年12月末まで、EUメキシコ自由貿易協定(FTA)の特恵関税が引き続き適用され、同月15日に同措置を3年間延長した。2022年5月30日に新たな二国間FTA交渉を正式に開始することに合意し、同年7月11日から15日にかけて第一回ハイレベル会合が開催された。

表4 メキシコのFTA発効・署名・交渉状況(単位:%)
FTA 発効日 メキシコの貿易に占める構成比(2022年)
往復 輸出 輸入
発効済み 北米自由貿易協定(NAFTA)⇒米国・メキシコ・カナダ協定 1994/4/1
2020/7/1
64.8 84.5 46.0
メキシコ-コロンビアFTA(旧G3FTA) 1995/1/1 0.5 0.6 0.3
メキシコ-チリFTA 1999/8/1 0.3 0.3 0.4
メキシコ-イスラエルFTA 2000/7/1 0.1 0.0 0.2
メキシコ-EUFTA 2000/7/1 6.9 4.0 9.7
メキシコ-EFTA(4カ国)FTA 2001/7/1 0.3 0.3 0.4
メキシコ-ウルグアイFTA 2004/7/15 0.1 0.0 0.1
日本メキシコ経済連携協定(日墨EPA) 2005/4/1 1.9 0.8 3.0
メキシコ-ペルー通商統合協定 2012/2/1 0.2 0.3 0.2
メキシコ-中米単一FTA(5カ国) 2013/9/1 1.0 1.4 0.7
メキシコ-パナマFTA 2015/7/1 0.1 0.2 0.0
太平洋同盟(チリ、ペルー、コロンビア) 2016/5/1 1.1 1.2 0.9
環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP、いわゆるTPP11) 2018/12/30 7.6 4.7 10.4
合計 13協定(50カ国、注) 79.1 93.1 65.7
交渉中 メキシコ-ブラジル経済統合戦略協定 1.4 0.8 2.0
メキシコ-韓国経済補完戦略協定 2.5 1.3 3.7
メキシコ-アルゼンチン経済補完協定 0.2 0.2 0.2
メキシコ-英国経済補完協定 0.5 0.5 0.4
メキシコ-トルコ経済補完協定 0.2 0.1 0.3
メキシコ-エクアドル経済補完協定 0.1 0.1 0.0

[注]中米単一FTAは、グアテマラ、ホンジュラス、エルサルバドル、コスタリカ、ニカラグア(発効日は最も遅い対グアテマラの日付)
太平洋同盟の3カ国とは二国間協定も存在するため、二国間協定の貿易額を合計に採用。
CPTPPはシンガポール、ニュージーランド、オーストラリア、ベトナム、カナダ、ペルー、日本に加え、2022年11月にマレーシア、2023年2月21日にチリ、2023年7月12日にブルネイとの間で発効したが、重複を避けるために合計からは、チリ、ペルー、日本、カナダを控除。
〔出所〕経済省ウェブサイト、INEGI貿易統計などから作成

対内・対外直接投資 
ニアショアリングの影響で、対内直接投資額は過去2番目

2022年の対内直接投資は前年比14.8%増の362億1,500万ドルであった。2019年の約341億ドルを上回り、2013年に次ぐ過去2番目の投資額を記録した。2022年の対内投資額の内訳をみると、新規投資が全体の49.6%を占め、次いで利益再投資が44.7%、親子間勘定が5.8%となり、2021年に引き続き新規投資が最も大きかった。業種別にみると、最も構成比の大きい製造業への投資は9.5%増加し、特に自動車・トラック製造は28億9,700万ドルで、80.2%増加した。一方で、自動車部品製造は前年が好調だった反動により50.0%減と大幅に減少した。近年の米中貿易摩擦やコロナ禍でのサプライチェーンの分断により、ニアショアリングの重要性が再認識され、2021年に引き続き2022年も外資系企業の投資は活発だった。なお、通信・マスメディアが10倍を超える伸び率を示しているのは、メキシコのグルポ・テレビサと米国のユニビジョン・ホールディングスとの大型合併による投資額が含まれているためである。

国・地域別にみると、米国が205億1,400万ドルで構成比56.6%を占めており、伸び率は53.9%と大幅に伸長した。カナダが36億9,600万ドルで2位、アルゼンチンが23億2,100万ドルで3位、4位は日本の21億7,100万ドルだった。ニアショアリングの恩恵を最も受けている地域は北東部に位置するヌエボレオン州であり、自動車関連企業やIT分野からの投資が相次いでいる。また、日本の自動車関連企業が集積する中央高原バヒオ地域への投資も増えており、ケレタロ州には自動車産業だけでなく、GoogleやAmazonのデータセンターの建設が発表されている。

表5 メキシコの国・地域別対内直接投資[国際収支ベース、ネット、フロー](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
国・地域名 2021年 2022年 2006~2023年1Q累計
金額 金額 構成比 伸び率 金額 構成比
NAFTA/USMCA 16,613 24,210 66.9 45.7 279,198 51.8
階層レベル2の項目米国 13,326 20,514 56.6 53.9 230,072 42.7
階層レベル2の項目カナダ 3,287 3,696 10.2 12.5 49,126 9.1
EU 8,214 2,442 6.7 △ 70.3 145,841 27.1
階層レベル2の項目スペイン 4,395 1,590 4.4 △ 63.8 53,485 9.9
階層レベル2の項目ドイツ 2,048 40 0.1 △ 98.0 26,762 5.0
階層レベル2の項目ルクセンブルク 970 △ 6 4,423 0.8
階層レベル2の項目フランス 460 448 1.2 △ 2.7 10,787 2.0
階層レベル2の項目イタリア 402 314 0.9 △ 21.9 8,626 1.6
階層レベル2の項目ベルギー 49 50 0.1 1.9 22,458 4.2
階層レベル2の項目オーストリア 71 29 0.1 △ 58.9 980 0.2
その他 6,727 9,564 26.4 42.2 113,673 21.1
階層レベル2の項目アルゼンチン △ 464 2,321 6.4 10,473 1.9
階層レベル2の項目英国 1,242 1,702 4.7 37.1 12,460 2.3
階層レベル2の項目日本 1,367 2,171 6.0 58.8 26,827 5.0
階層レベル2の項目韓国 718 650 1.8 △ 9.6 9,136 1.7
階層レベル2の項目スイス 404 58 0.2 △ 85.7 7,640 1.4
階層レベル2の項目ブラジル 427 365 1.0 △ 14.4 6,638 1.2
階層レベル2の項目中国 407 296 0.8 △ 27.1 2,059 0.4
階層レベル2の項目香港 66 450 1.2 578.1 1,584 0.3
合計(その他含む) 31,554 36,215 100.0 14.8 538,713 100.0

〔注〕2023年3月31日確認分。構成比は合計に対するもの。投資額には新規投資と増資に加え、再投資利益と親子会社間勘定を含む。英国は2020年1月末にEUを脱退したため、2020年のEUからの投資総額は英国を含まない。
〔出所〕 メキシコ経済省外国投資局

表6 メキシコの業種別対内直接投資[国際収支ベース、ネット、フロー](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
業種 対内直接投資
2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農林水産業 208 315 0.9 51.3
鉱業 4,953 1,813 5.0 △ 63.4
電気・ガス・水道 337 747 2.1 121.6
建設業 476 253 0.7 △ 46.8
製造業 12,524 13,710 37.9 9.5
階層レベル2の項目食品・飲料・たばこ 938 1,833 5.1 95.3
階層レベル2の項目化学産業 877 537 1.5 △ 38.8
階層レベル2の項目自動車産業 4,270 4,338 12.0 1.6
階層レベル3の項目自動車・トラック製造 1,608 2,897 8.0 80.2
階層レベル3の項目自動車部品製造 2,397 1,200 3.3 △ 50.0
階層レベル2の項目発電・電気機器 1,085 750 2.1 △ 30.9
階層レベル2の項目情報・通信・計測・電子機器 1,253 1,336 3.7 6.6
商業 2,293 1,736 4.8 △ 24.3
運輸・郵便・倉庫 2,922 4,235 11.7 44.9
通信・マスメディア 556 5,597 15.5 906.6
金融・保険 4,952 5,513 15.2 11.3
不動産・賃貸 330 600 1.7 81.6
レストラン・ホテル 1,466 1,459 4.0 △ 0.5
その他 538 238 0.7 △ 55.7
合計(その他含む) 31,554 36,215 100.0 14.8

〔注〕2023年3月31日確認分。構成比は合計に対するもの。投資額には新規投資と増資に加え、再投資利益と親子会社間勘定を含む。
〔出所〕 メキシコ経済省外国投資局

表7 メキシコの主な対内直接投資案件(単位:ドル)
業種 企業名 国籍 時期 投資額 概要
自動車部品 豊田合成 日本 2021/5/17 n.a. モンテレイでエアバッグの生産
鋼板 JFE 商事 日本 2021/5/17 n.a. グアナファト州シラオ市で鋼板加工・販売
自動車部品 テイ・エス テ ッ ク 日本 2021/8/27 n.a. トリムカバーなど四輪車用内装品の裁断・縫製
自動車 川崎重工 日本 2021/8/30 n.a. ヌエボレオン州でオフロード四輪車製造
炭素 東レ 日本 2021/11/18 n.a. ラージトウ炭素繊維複合材料および耐炎糸の製造・販売
自動車部品 エフテック 日本 2021/12/24 1億 グアナファト州でサスペンション部品製造
コンテンツ グルポ・テレビサ メキシコ/アメリカ 2022/1/31 48億800万 メキシコのグルポ・テレビサとアメリカのユニビション・ホールディングスの合併
電動工具 ボッシュ ドイツ 2022/2/3 1億4600万 ケレタロ州のプラント拡大
自動車部品 シークス 日本 2022/2/16 5億(円) サンルイスポトシ州で車載関連機器分野を中心とした基板実装品の製造(車載を中心としたEMS事業)
種子 サカタのタネ 日本 2022/2/23 n.a. シナロア州でメキシコおよび中米市場向けの野菜の品種開発およびマーケティング
ゴム 横浜ゴム 日本 2022/2/17 n.a. ケレタロ州でエアコン用ホースやトランスミッションオイルクーラー用ホース製造
エネルギー 三井物産 日本 2022/4/1 n.a. モンテレイで水、電力、エネルギーソリューション等の総合インフラ事業開発・管理
自動車部品 フォルヴィア フランス 2022/5/18 1億4700万 モンテレイでプラント二軒建造
空調機 ダイキン工業 日本 2022/6/28 2億3000万 サンルイスポトシ州で小型エアコン、インバーターを製造する新工場を建設
IT グーグルクラウドラテンアメリカ アメリカ 2022/7/21 12億(ラテンアメリカ) メキシコで顧客および政府向けの大規模データセンター(グーグルクラウド)を設置
自動車部品 住江織物 日本 2022/7/26 10億(円) グアナファト州イラプアト市自動車用内装トリム製品製造
電気 シーメンス ドイツ 2022/9/1 9億5500万(ペソ) ヌエボレオン州で新しいプラントの建造
家具 マンワ―・ホールディングス 中国 2022/8/11 2億 ヌエボレオン州に新工場建設
空港運営 ヴァンシ・エアポート フランス 2022/9/6 8億1500万 OMAの一部の買収
卸売業 アイエムシーディー オランダ 2022/9/6 n.a. メキシコの会社プロマプラストを買収
IT企業 ヴァス スペイン 2022/9/6 n.a. ヘキサゴンデータを買収
電子部品 アールエスグループ イギリス 2022/9/6 n.a. リソールを買収
ホテル ケンピンスキー・ホテルズ スイス 2022/9/6 n.a. カンクンのホテルを買収
電気 エービービー スイス 2022/9/6 n.a. 低い電圧のモーター企業を買収
昇降機 リンゴン・マシナリー・グループ 中国 2022/9/13 1億4000万 昇降機製造のための新工場建設
自動車 起亜自動車 韓国 2022/9/23 6700万 ヌエボレオン州の工場のインフラストラクチャーの改善や調整
エネルギー イベルドローラ スペイン 2022/9/30 1億9900万 メキシコの再生可能エネルギーに投資
自動車 フォルクスワーゲン ドイツ 2022/10/1 7億6000万 プエブラ州のプラントで電気自動車のアンサンブルを始める
エネルギー ユーラスエナジーホールディングス 日本 2022/10/18 n.a. バハ・カリフォルニア・スル州で風力および太陽光発電事業
エレベーター フジテック 日本 2022/11/22 n.a. エレベーター企業を買収
電動工具 ダイエー 中国 2022/11/28 1億2000万 ヌエボレオン州に園芸用電動工具製造のため、新工場を建設
自動車 コンチネンタル ドイツ 2022/12/1 2億950万 グアナフアト州でプラントの拡大
IT アマゾン・ウェブ・サービス 米国 2023/4/21 n.a. アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)がケレタロにデータセンター(ローカルエリア)を設置

〔出所〕 各社発表および報道などから作成

表8 メキシコの主な対外直接投資案件(単位:ドル)
業種 企業名 投資国・地域 時期 投資額 概要
セメント セメックス アメリカ、ヨーロッパ、中東とアフリカ 2021/1/1 4億2500万 2021年から2023年にかけてメキシコを含み66%はアメリカへの投資、11%はヨーロッパへ、そして最後の23%はアジア、中東とアフリカへの投資の予定
乳製品 グルポ・ララ ニカラグア、コスタリカとブラジル 2021年1月~12月 13億5200万(ペソ) ニカラグアでは配布センター建造。コスタリカではプラントの拡大。ブラジルではアイスクリームのベースを作る機械を購入。
小売 グルポ・フォメント・エコノミコ・メヒカノ(FEMSA) ヨーロッパ 2022/7/1 12億 スイスの「Valora」というチェーン店を購入しヨーロッパで拡大の予定
食料 グルマ 国内とアメリカ合衆国 2022/10/1 9500万 インディアナ州で新しいトルティーヤのプラントを建造。ダラス州ではプラントの容量を拡大。
テレコン アメリカ・モビル オペレーションのある全ての国 2023/2/1 240億 2022年から3年間にかけてオペレーションのある全ての国に投資の予定

〔出所〕 各社発表および報道などから作成

対日関係 
原油の対日輸出が7.7倍に急増

メキシコ側統計によると2022年の対日輸出は前年比12.5%増の47億300万ドル、対日輸入は7.1%増の182億9,700万ドルであった。日本側統計では対メキシコ輸出は0.7%増の109億900万ドルで、輸入は11.1%増の64億500万ドルとなった。輸出統計は仕向け地主義を採用するが、輸入統計では原産地主義をとり、米国など第三国経由の貿易も計上するため、両者に差が生じている。両国間の貿易実態をより正確に把握するためには両国の輸入統計を用いることが必要で、双方の輸入統計を合計した2022年の往復貿易額は247億200万ドルを記録した。

日本側の統計で対メキシコ輸入を品目別にみると、農水産食料品の中で、食肉が前年比8.9%増の7億4,800万ドルで、このうち牛肉が40.2%増となった。亜鉛鉱、塩、原油などの鉱物生産品は2.1倍の9億6,100万ドルで、特に原油は世界的な原油価格の上昇により、7.8倍と大幅に増加した。工業製品では、医療用・獣医用機器が11.8%増の6億6,000万ドル、音声・画像の送受信・変換・再生機械が3.1%増の2億5,100万ドル、コンピュータ・同ユニットが27.4%増の2億7,800万ドルであった。

メキシコ側の統計で対日輸入を品目別にみると、構成比で31.5%を占める電気・電子機器は前年比6.4%減の57億6,900万ドルであり、特にリチウム電池を含む蓄電池が82.8%減となった。一方で、中国からの蓄電池の輸入は59.2%増で、市場競争が激化している。また、構成比22.0%の輸送機械(鉄道以外)は 4.7%減の40億1,900万ドルとなり、乗用車は51.3%増の13億9,500万ドルを記録したが、自動車部品が34.8%減の18億7,400万ドルとなった。

表9-1 日本の対メキシコ主要品目別輸出(FOB) [通関ベース](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農水産食料品 12 12 0.1 4.1
鉱物生産品 108 388 3.6 258.5
化学品 289 263 2.4 △ 9.2
繊維製品 60 67 0.6 13.0
鉄鋼・同製品 2,405 2,165 19.8 △ 10.0
一般・産業機械 2,088 2,002 18.3 △ 4.2
階層レベル2の項目ガソリンエンジン 247 175 1.6 △ 28.9
階層レベル2の項目エンジン用部品 244 214 2.0 △ 12.3
階層レベル2の項目機械類(固有の機能を有する) 219 260 2.4 18.7
階層レベル2の項目ギヤボックス・変速機・駆動軸 198 155 1.4 △ 21.7
階層レベル2の項目加熱機器・湯沸かし器等 129 141 1.3 9.6
階層レベル2の項目金型類 114 79 0.7 △ 31.1
階層レベル2の項目コック・弁類 107 89 0.8 △ 16.5
階層レベル2の項目玉軸受・ころ軸受 92 67 0.6 △ 27.0
階層レベル2の項目印刷機・プリンタ 80 73 0.7 △ 9.2
階層レベル2の項目マシニングセンター等 63 38 0.4 △ 39.4
階層レベル2の項目鍛造機 18 69 0.6 292.4
電気・電子機器 1,731 1,674 15.3 △ 3.3
階層レベル2の項目スイッチ、回路 194 172 1.6 △ 11.4
階層レベル2の項目着火・点火用電子機器 170 187 1.7 10.4
階層レベル2の項目蓄電池 140 161 1.5 15.1
階層レベル2の項目テレビ・ラジオ部品 115 121 1.1 4.8
階層レベル2の項目電動機・発電機 114 116 1.1 1.9
階層レベル2の項目照明機器、ウインドスクリーンワイパー 87 79 0.7 △ 9.4
階層レベル2の項目ケーブル・配線セット 79 73 0.7 △ 7.6
階層レベル2の項目集積回路 76 116 1.1 51.9
階層レベル2の項目スイッチ,回路部品 76 67 0.6 △ 11.7
階層レベル2の項目はんだご付け、レーザー溶接機器 47 79 0.7 68.0
階層レベル2の項目コンデンサー 66 67 0.6 2.9
輸送機械(鉄道以外) 2,742 2,891 26.5 5.4
階層レベル2の項目自動車部品 1,634 1,379 12.6 △ 15.6
階層レベル2の項目乗用車 773 1,067 9.8 38.0
階層レベル2の項目貨物用自動車 231 298 2.7 29.2
光学・精密機器 390 366 3.4 △ 6.2
合計(その他含む) 10,829 10,909 100.0 0.7

〔出所〕 財務省「貿易統計(通関ベース)」から作成

表9-2 日本の対メキシコ主要品目別輸入(CIF) [通関ベース](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農水産食料品 1,365 1,349 21.1 △ 1.1
階層レベル2の項目食肉 687 748 11.7 8.9
階層レベル3の項目豚肉 550 564 8.8 2.5
階層レベル3の項目牛肉 108 152 2.4 40.2
階層レベル2の項目果実,ナッツ 313 250 3.9 △ 20.2
階層レベル3の項目アボカド 186 124 1.9 △ 33.3
階層レベル3の項目バナナ 65 66 1.0 2.3
階層レベル2の項目魚介類 71 57 0.9 △ 20.6
階層レベル3の項目クロマグロ 46 34 0.5 △ 25.4
階層レベル2の項目野菜類 95 84 1.3 △ 11.8
階層レベル3の項目アスパラガス 45 36 0.6 △ 19.6
階層レベル3の項目カボチャ 37 36 0.6 △ 2.1
階層レベル2の項目野菜・果実調整品 50 58 0.9 16.4
階層レベル2の項目飲料、アルコール 30 46 0.7 53.0
階層レベル3の項目テキーラ・メスカル 17 34 0.5 93.0
鉱物生産品 450 961 15.0 113.4
階層レベル2の項目亜鉛鉱 134 189 3.0 41.4
階層レベル2の項目 93 91 1.4 △ 1.9
階層レベル2の項目原油 53 408 6.4 677.1
化学品 238 225 3.5 △ 5.5
繊維・縫製品 38 36 0.6 △ 3.7
貴金属・宝飾品 263 223 3.5 △ 15.2
階層レベル2の項目 246 206 3.2 △ 16.4
一般・産業機械 499 595 9.3 19.2
階層レベル2の項目コンピュータ・同ユニット 218 278 4.3 27.4
階層レベル2の項目エンジン部品 72 75 1.2 4.3
階層レベル2の項目ターボジェット・ガスタービン 34 35 0.5 2.8
階層レベル2の項目ギヤボックス・変速機・駆動軸 33 34 0.5 2.8
階層レベル2の項目遠心分離機、ろ過機、清浄機 24 28 0.4 15.2
階層レベル2の項目計算機付属品 14 24 0.4 70.5
電気・電子機器 1,008 1,079 16.8 7.0
階層レベル2の項目音声、画像の送受信・変換・再生機械 244 251 3.9 3.1
階層レベル2の項目レーダー、航行用無線 150 145 2.3 △ 3.5
階層レベル2の項目マイク・拡声器・ヘッドホン・イヤホン 145 103 1.6 △ 29.1
階層レベル2の項目半導体デバイス 64 108 1.7 68.4
階層レベル2の項目ラジオ放送用受信機器 63 107 1.7 71.0
階層レベル2の項目スイッチ、回路 50 60 0.9 19.8
階層レベル2の項目絶縁体ケーブル 42 49 0.8 15.8
階層レベル2の項目照明機器、ウインドスクリーンワイパー 35 28 0.4 △ 19.3
階層レベル2の項目集積回路 30 34 0.5 12.4
階層レベル2の項目不揮発性半導体記録装置 30 29 0.4 △ 4.5
階層レベル2の項目電気制御用パネル 28 32 0.5 16.1
階層レベル2の項目着火・点火用電子機器 20 26 0.4 30.0
輸送機械(鉄道以外) 749 687 10.7 △ 8.4
階層レベル2の項目乗用車 438 399 6.2 △ 9.0
階層レベル2の項目自動車部品 306 283 4.4 △ 7.4
精密・光学機器 818 882 13.8 7.9
階層レベル2の項目医療用・獣医用機器 590 660 10.3 11.8
合計(その他含む) 5,765 6,405 100.0 11.1

〔出所〕 財務省「貿易統計(通関ベース)」から作成

表10-1 メキシコの対日主要品目別輸出(FOB) [通関ベース](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農水産食料品 1,335 1,260 26.8 △ 5.6
階層レベル2の項目食肉 777 816 17.3 5.0
階層レベル3の項目豚肉 587 610 13.0 4.0
階層レベル3の項目牛肉 160 174 3.7 8.4
階層レベル2の項目果実,ナッツ 259 196 4.2 △ 24.4
階層レベル3の項目アボカド 173 108 2.3 △ 37.5
階層レベル3の項目バナナ 47 50 1.1 5.8
階層レベル2の項目魚介類 73 49 1.0 △ 33.1
階層レベル3の項目クロマグロ 56 34 0.7 △ 38.5
階層レベル3の項目エビ 13 11 0.2 △ 13.9
階層レベル2の項目野菜類 19 15 0.3 △ 20.0
階層レベル2の項目野菜・果実調製品 93 46 1.0 △ 50.8
階層レベル2の項目飲料、アルコール 27 55 1.2 106.3
階層レベル3の項目テキーラ・メスカル 17 44 0.9 161.4
鉱物生産品 704 1,120 23.8 59.1
化学品 48 62 1.3 29.1
繊維製品 8 9 0.2 19.2
鉄鋼・同製品 151 134 2.9 △ 10.7
一般・産業機械 445 461 9.8 3.5
階層レベル2の項目自動データ処理機 200 246 5.2 22.8
階層レベル2の項目エンジン用部品 81 67 1.4 △ 17.2
階層レベル2の項目遠心分離機、ろ過機、清浄機 62 44 0.9 △ 28.3
階層レベル2の項目コンピューター部品 8 14 0.3 81.5
電気・電子機器 505 570 12.1 13.0
階層レベル2の項目ラジオ放送用受信機 167 198 4.2 18.3
階層レベル2の項目電話機、その他機器 137 97 2.1 △ 28.9
階層レベル2の項目集積回路 95 156 3.3 63.6
階層レベル2の項目マイク・拡声器・ヘッドホン・イヤホン 18 23 0.5 22.6
階層レベル2の項目不揮発性半導体記録装置 4 20 0.4 350.4
輸送機械(鉄道以外) 572 579 12.3 1.1
階層レベル2の項目乗用車 329 389 8.3 18.3
階層レベル2の項目自動車部品 241 188 4.0 △ 22.0
光学・精密機器 103 97 2.1 △ 5.9
合計(その他含む) 4,182 4,703 100.0 12.5

〔出所〕 中央銀行(Informe Anual 2022)およびINEGI貿易統計から作成

表10-2 メキシコの対日主要品目別輸入(CIF) [通関ベース](単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2021年 2022年
金額 金額 構成比 伸び率
農水産食料品 24 24 0.1 2.3
鉱物生産品 115 478 2.6 314.4
化学品 515 545 3.0 5.8
繊維・縫製品 102 104 0.6 1.8
鉄鋼・銅製品 2,985 3,090 16.9 3.5
一般・産業機械 3,485 3,744 20.5 7.4
階層レベル2の項目エンジン部品 287 249 1.4 △ 13.3
階層レベル2の項目機械類(固有の機能を有する) 455 479 2.6 5.3
階層レベル2の項目ガソリンエンジン 261 216 1.2 △ 17.3
階層レベル2の項目ギヤボックス・変速機・駆動軸 252 240 1.3 △ 5.0
階層レベル2の項目コック・弁類 189 196 1.1 3.6
階層レベル2の項目印刷機・プリンタ 151 169 0.9 12.2
階層レベル2の項目真空ポンプ・気体圧縮機 113 162 0.9 43.9
電気・電子機器 6,165 5,769 31.5 △ 6.4
階層レベル2の項目蓄電池 1,182 203 1.1 △ 82.8
階層レベル2の項目コンデンサー 774 1,009 5.5 30.3
階層レベル2の項目スイッチ、回路 653 610 3.3 △ 6.6
階層レベル2の項目集積回路 558 627 3.4 12.5
階層レベル2の項目半導体デバイス 423 491 2.7 16.1
階層レベル2の項目スイッチ回路部品 322 311 1.7 △ 3.3
階層レベル2の項目トランスフォーマー 245 263 1.4 7.1
階層レベル2の項目着火点火用電子機器 236 276 1.5 17.4
階層レベル2の項目発動機、発電機 205 256 1.4 24.6
階層レベル2の項目電気制御盤 194 179 1.0 △ 7.7
階層レベル2の項目電気抵抗器 126 387 2.1 208.1
輸送機械(鉄道以外) 4,216 4,019 22.0 △ 4.7
階層レベル2の項目自動車部品 2,875 1,874 10.2 △ 34.8
階層レベル2の項目乗用車 922 1,395 7.6 51.3
精密・光学機器 1,101 1,137 6.2 3.3
合計(その他含む) 17,085 18,297 100.0 7.1

〔出所〕 中央銀行(Informe Anual 2022)およびINEGI貿易統計から作成

基礎的経済指標

人口
1億2,955万人 (2022年、暫定値)
面積
196万4,375平方キロメートル
1人当たりGDP
1万868 米ドル (2022年)
(△はマイナス値)
項目 単位 2020年 2021年 2022年
実質GDP成長率 (%) △ 8.0 4.7 3.0
消費者物価上昇率 (%) 3.2 7.4 7.8
失業率 (%) 4.4 4.1 3.3
貿易収支 (100万米ドル) 34,185 △ 10,754 △ 26,879
経常収支 (100万米ドル) 22,665 △ 8,109 △ 17,829
外貨準備高(グロス) (100万米ドル) 191,769 200,775 194,125
対外債務残高(グロス) (100万ユーロ、期末値) 374,046 373,530 588,670
為替レート ( 1 米ドルにつき、ペソ、期中平均) 21.49 20.27 20.13

注:
貿易収支:国際収支ベース(財のみ)
対外債務残高(グロス):2022年より負債性資本を考慮した新たな計算方式を採用しているため、前年度と数値の差がある。
出所:
人口:メキシコ国家人口評議会(CONAPO)
面積、実質GDP成長率、消費者物価上昇率、失業率:国立統計地理情報院(INEGI)
1人当たりGDP、外貨準備高(グロス)、為替レート:IMF
貿易収支、経常収支、 対外債務残高(グロス):メキシコ中央銀行