「シンガポール知財ハブ」セミナー 開催報告
まず、東南アジアの知財概況として、大熊からアセアン10カ国の知財の概況について経済的な背景からそれぞれの国の法整備状況、また、最近の各国の法改正の動きなどについて説明があった。また、TMI Associates Singapore LLPの下野、関川両氏から東南アジアにおける知財リスクとして、どのようなものがあるか、また、その要因はどこにあるものなのか、等について説明があった。また、Felicite IP Consulting Singaporeの田辺氏からは、シンガポールのIPHUB構想として、ASPECを利用したアセアン各国での権利化に向けての枠組みやASPECの手続き等が紹介された。
概要
日時
7月29日(火曜)14:30~17:00
場所
日本人会ボールルーム(2階)
定員
80名
講演内容 (講演言語は日本語
- 14:30~15:30
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東南アジアの知財概況
ジェトロ・バンコク事務所 知的財産部部長 大熊 靖夫 - 15:30~15:45
- 休憩
- 15:45~16:15
-
東南アジアにおける知財リスク —東南アジア各国での権利行使を中心に—
TMI Associates Singapore LLP 下野 健 氏、関川 裕 氏
講演資料(544KB)
- 16:15~16:45
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東南アジアにおける知財戦略 —ASPECなどアセアンの取り組みを中心に—
Felicite IP Consulting Singapore 田辺 哲通 氏
講演資料(766KB)
- 16:45~17:00
- 質疑応答
9199
本セミナーにてシンガポール知的財産庁(IPOS)長官のTan Yih San氏より紹介された「知財ハブ構想」については権利者の興味関心がとても高かったこともあり、参加者からは高い評価を得ました。また、Deloit トーマツの鵜川氏からは、税務の切り口からシンガポールにおける知財管理について詳細に説明がなされたほか、パネルディスカッションではシンガポールの知財戦略に対する期待や課題について、活発な議論が交わされました。
※特許庁委託事業として実施されました。
概要
日時
2014年1月17日(金曜)13:30~16:40
会場
ホテルオークラ東京 別館 オーチャードルーム
参加者
202名
次第
- 13:00
- 受付開始
- 13:30~13:40
- 開会挨拶
- 13:40~14:50
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基調講演「シンガポール知財ハブ構想とその将来について」
IPOS長官 Tan Yih San 氏
講演資料(英語)(966KB)
- 14:50~15:20
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「知財保有に関する税務問題 ~シンガポールと日本の視点から~」
Deloitte Tohmatsu Tax Co., International Tax Services, パートナー 鵜川 尚志 氏 - 15:20~15:35
- 休憩
- 15:35~15:45
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「東南アジアにおける知財概況について」
ジェトロ・バンコク事務所 知的財産部長 大熊 靖夫 - 15:45~16:30
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パネルディスカッション:アジアにおける知的財産の展望 - ビジネス上の課題
<パネリスト>
Tan Yih San氏(IPOS長官)
鵜川 尚志 氏(Deloitte Tohmatsu Tax Co.)
原 俊 氏(日本知的財産協会 アジア戦略プロジェクト)
黒瀬 雅志 氏(日本弁理士会 貿易円滑化対策委員会)
<モデレーター>
新留 豊 氏(政策研究大学院大学 准教授) - 16:30~16:40
- 閉会挨拶