知的財産情報(知財関連法律改正の動き) 【法案提出】知識財産基本法の一部改正法律案(議案番号:2123442)

2023年07月26日

議案番号:2123442
提案日:2023年7月26日
提案者:パク・ジン議員(国民の力)外10人

提案理由及び主要内容

第四次産業革命の拡大により知識・情報・技術等知的財産の重要性が増すに伴って知的財産に対する価値評価も重要になっている。
現行法は、知的財産分野の基本法として政府が知的財産の価値評価を活性化するために関連人材を育成するよう規定しているが、価値評価専門人材の活用案及び知的財産の評価能力強化と評価の活性化に向けた支援の根拠を設けていない。
ところが、基本法は、国の政策・制度の目標・方向性等を提示し、それを基に他法律の指針としての役割を担う法律であるため、政府に対し価値評価と関連する施策の推進を促せるよう価値評価専門人材の育成及び活用等のための規定を設ける必要がある。
したがって、政府が価値評価専門人材の育成及び活用の案を作成し、それと関連する知的財産の評価能力強化と評価の活性化に向けた支援等、必要な措置を取るようにしようとするものである(案第34条第3項新設等)。

知識財産基本法の一部改正法律案

知識財産基本法の一部を次のように改正する。
第27条第3項中「人材」を「人材(以下「価値評価専門人材」という。)」に改める。
第34条第3項及び第4項をそれぞれ第4項及び第5項とし、同条に第3項を次のように新設する。
③政府は、価値評価専門人材の育成及び活用の案を作成し、それと関連する知的財産の評価能力強化と評価の活性化に向けた支援等、必要な措置を取らなければならない。

附則

この法律は、公布後6か月が経過した日から施行する。

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