知的財産情報(知財関連法律改正の動き) 【法案提出】弁理士法の一部改正法律案(議案番号:2122049)

2023年05月17日

議案番号:2122049
提案日:2023年5月16日
提案者:ノ・ウンネ議員(共に民主党)外9人

提案理由及び主要内容

現行法は、特許行政事務に従事していた経歴が一定期間以上である公務員が弁理士資格試験を受ける場合、第1次試験の免除又は第1次試験と第2次試験の一部科目を免除するようにしている。
このような公務員に対する国家専門資格試験の試験科目免除は、公務員受験生と一般受験生間の自由競争及び公平性を阻害し、制度的不公正性による摩擦を起こすおそれがあるだけでなく、公務員への過度な優遇という指摘がある。
そのため、弁理士資格試験において公務員受験生に対する試験科目の一部免除制度を廃止することで、弁理士資格試験の公正性を確保しようとするものである(第4条の3第1項・第2項及び第16条第1項第3号削除)。

弁理士法の一部改正法律案

弁理士法の一部を次のように改正する。
第4条の3第1項及び第2項をそれぞれ削除する。
第16条第1項第3号を削除する。

附則

第1条(施行日)この法律は、2024年1月1日から施行する。
第2条(弁理士試験の一部免除に関する経過措置)2023年12月31日以前に従前の第4条の3第1項及び第2項の規定により試験科目の一部免除要件を満たしている公務員に対しては、第4条の3第1項及び第2項の改正規定にもかかわらず、従前の規定に従って試験科目の一部が免除されるものとみなす。

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