知的財産ニュース 韓国知識財産処と科学技術情報通信部、「2025グローバル情報文化技術標準学術会議」開催へ

2025年11月4日
出所: 韓国知識財産処

- 韓国知識財産処と韓国科学技術情報通信部、「2025グローバル情報文化技術標準学術会」を開催へ(11月3日~5日)-

- フィジカルAI、AIの信頼性・安全性など、AI技術の国際標準戦略について議論 -


韓国知識財産処は、韓国科学技術情報通信部と共同で、11月3日(月)から5日(水)までの3日間、ソウルヤンジェドン(良才洞)のエルタワーにおいて「情報通信技術(ICT)標準学術会(GISC *)」を開催する。
* Global ICT Standards Conference

今年で9回目を迎えるGISCは、「人工知能 for All(すべての人のための人工知能)」をテーマに、人工知能(AI)技術の恩恵をすべての人が公平に享受し、共に発展する包摂的なイノベーションの未来社会を実現するための方向性について議論する。また、人工知能(AI)、6G(第6世代移動通信システム)、量子などのデジタル戦略技術をめぐる標準化および知的財産戦略について議論するため、韓国国内外の主要有識者1,000人以上が参加した。

特に、従来は韓国が単独で企画してきた「国際標準化戦略研究会」を、欧州電気通信標準化機構(ETSI)、英国科学・イノベーション・技術省(DSIT)、日本情報通信技術委員会(TTC)など、海外主要国と共同で主管する。これによりGISCは単なる学術会議にとどまらず、各国の政府と共に、情報文化技術の標準化ビジョンを設計する、実質的な国際標準化協力プラットフォームとしての地位を確立した。
※ ETSI : European Telecommunications Standards Institute
  DSIT : Department of Science, Innovation and Technology
  TTC : Telecommunication Technology Committee

開幕式では、ETSIのジャン・エルスバーガー事務局長(Jan Ellsberger)と、事実標準化団体クロノスグループ(Khronos Group)会長であり、NVIDIAのニール・トレヴェット(Neil Trevett)最高技術責任者 (CTO)である基調講演者として登壇し、フィジカルAI時代の包括的で革新的なデジタル変革に向けた、グローバル標準化の方向性を提示し、参加者からの大きな関心を集めた。


11月3日から5日まで開催される3日間の本イベントは、グローバルトラックと韓国国内トラックに分かれて行われる。グローバルトラックは▲グローバル標準戦略研究会1(フィジカルAI、量子、6G)▲グローバル標準戦略研究会2(標準専門性強化) ▲日中韓のIT標準協力会議 ▲韓-国連の標準戦略ワークショップで構成される。韓国国内トラックは、▲情報文化技術標準・特許成果発表会 ▲情報文化技術標準特許研究会 ▲情報文化技術未来革新標準研究会 ▲人工知能倫理・安全性・信頼性研究会 ▲情報文化技術の標準諮問、国際標準化の専門家および標準化公開討論会成果の共有および活動説明会などで運営される。


韓国科学技術情報通信部のイ・ドギュ情報通信政策室長は「世界トップ3の人工知能(AI)大国のひとつへ飛躍するためには、グローバル標準化を推進し、韓国のAIが韓国国内を超え、国際舞台で競争力と普遍性を備えることが不可欠である」とし、「独自AIモデルの確保やフィジカルAIの育成など、AI技術の競争力強化とともに、国際標準化活動を積極的に支援していく」と述べた。

また、韓国知識財産処のキム・ジョンギュン局長は「技術覇権争いの時代において、知的財産と標準必須特許は、技術主権を確保する中核的な戦略ツールとして重要性を増しており、特に両者が融合した標準必須特許(SEP)は、グローバル情報文化技術市場の先占の中核要素となっている」とし、「韓国企業のグローバル市場先占を牽引し、これをもとに技術貿易の収支の改善も図れるよう、標準必須特許の競争力を確保のための支援を強化していく」と述べた。

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