知的財産ニュース 韓国知識財産処、「知識財産と革新」第8号を発刊
2025年10月29日
出所: 韓国知的財産処
- 発明の日60周年記念特集、知識財産権の最新課題などを収録 -
韓国知識財産処は10月29日(水)、知識財産分野の機関誌である「知識財産と革新」第8号を発刊したと発表した。
「知識財産と革新」は、知識財産権に関する最新情報を共有し、産・官・学界の専門家や利害関係者と積極的に交流しながら、当面の政策課題を共に議論するため、年1回発刊している。
「知識財産と革新」第8号には、光復80周年であり、発明の日60周年である、今年の意義を改めて考えるため、韓国の先祖の創造的な発明精神を再照明し、歴史中の発明家たちの独創性と民族の自尊を再認識する「知識財産特集」を収録した。
また、急変する技術環境の中で、知識財産制度の哲学と法的基盤を探求し、今後の知識財産の発展方向を模索するため、▲人工知能の発明者適格性 ▲組成物発明の明細書記載要件 ▲自動運転トロリー・ジレンマ*の倫理的・特許法的な考察 ▲人工知能(AI)時代における創造的な人材育成のための発明教育発展 ▲韓国の特許無効争訟制度改善方案などに関する深みのある研究成果も掲載している。
*トロリー・ジレンマ:トロリー(列車)のブレーキが故障した場合、直進すると5人を、線路を変えれば1人を犠牲にする状況で、運転手の判断基準を問う思考実験
知識財産処長モク・ソンホ職務代理は「今回の第8号は、過去の創造精神と現在の技術革新、未来の制度発展をつなぐバランスの取れた視点を盛り込むよう努めた。今後も、韓国知識財産処は、韓国経済の真の成長のためのパートナーとして最善を尽くす」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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