知的財産ニュース 韓国知的財産処、小学3~6年生が学ぶ「発明」教科書の開発を完了

2025年10月20日
出所: 韓国知的財産処

- 韓国知的財産処、小学3~6年生の正規課程で学ぶ「発明」教科書の開発を完了-

- 京畿道(キョンキド)教育庁課程認定、審議通過、小学校の授業時間に発明教科開設が可能 –


韓国知識財産処は19日、小学校3~6年生の児童であれば、誰でも学校で発明教育を受けられるよう、自主時間*用の「発明」教科書を開発したと明らかにした。
*地域や学校の状況や児童のニーズに応じて、教科および創造的な体験活動の授業時間を一部確保し、国家教育課程に提示されている教科以外の新たな科目や活動を開設・運営する時間

発明教育は、児童の創造力、チャレンジ精神や問題解決力など創造的人材育成に重要な教育であり、今回の教科書開発は、学校の正規課程における発明教科の採択を通じた発明教育の活性化を目標に推進された。

「発明」教科書は発明教育の有識者、小学校の教員など11名の執筆委員と28名の検討委員が開発に参加し、4つの小学校を対象に試行を適用した上で完成した。最近、京畿道(キョンキド)教育庁の認定教科審議を通過し、教育行政情報システム(NEIS)に発明教科書が搭載されたことで、韓国のすべての小学校で発明教科の開設が可能となった。

当該教科書は▲発明の理解▲発明と創造▲発明の実践▲発明と未来など多様な内容で構成され、児童の発達段階を考慮し、3年生:商標、4年生:意匠、5年生:特許、6年生:知的財産と学年別に内容を体系化した。

韓国知識財産処のキム・ジョンギュン知識財産政策局長は「『発明』教科書の開発を通じて、発明教育を容易かつ体系的に学べる教育基盤が整った点で、大きな意義がある」とし、「多くの小学校で世界を変える創造的な発明人材が教育を通じて成長できるよう、自主時間に発明科目を積極的に開設してほしい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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