知的財産ニュース 韓国特許庁、ナノ総合技術院と知財懇談会を実施
2025年9月24日
出所: 韓国特許庁
量子センサー分野で特許の競争力を確保する
韓国特許庁は9月24日水曜日、ナノ総合技術院(大田(テジョン)儒城(ユソン)区所在)にて量子センサー分野の研究開発について知財懇談会を開くと発表した。
懇談会は、特許庁の訪問型現場疎通政策の一環として行われた。両機関は量子センサー分野の技術開発現況および業界動向などを紹介し、知財をめぐる悩みを共有し、今後の同分野において特許の競争力を確保するための協力策について話し合う考えだ。
量子センサーを含む量子技術は人工知能(AI)、ビッグデータなどと共に第四次産業革命を導く主要革新技術として注目されており、韓国も量子技術を主要国家戦略技術に指定し、世界的な技術覇権競争に参入している。
特許庁は今後もさまざまな企業や研究機関と意見交換を行い、出願人が知財の活用力を高めるようサポートし、創意性や技術革新により得られた大切な研究成果が世界市場でも成果を上げるように支援を続けていく方針だ。
特許庁の電気通信審査局長は「量子センサーなど量子技術は世界的に技術開発が進められている分野だが、まだ初期段階であるため、韓国にとっても主要技術や特許を確保できるチャンスがある領域である」とし、「そのためには研究開発の初期から特許ビッグデータを分析するなどして研究開発戦略を効率的に確立することが大事であり、特許庁がさまざまな政策を通じて支援していく」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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