知的財産ニュース 韓国特許庁、産業界の意見を特許制度に反映するためのIP専門家懇談会を開催
2025年9月23日
出所: 韓国特許庁
特許法改正案などユーザーフレンドリーな方向を考える
韓国特許庁は9月23日火曜日、特許庁ソウル事務所(ソウル江南区)にて法曹界、産業界の声を反映した特許制度の改善に向け、知財(IP)専門家懇談会を開くと発表した。
懇談会には、午前に裁判官、弁理士など知財法律専門家、午後にサムスン·SK·現代·LGなど主要企業の知財担当者が参加する予定だ。
特許庁は懇談会で、出願·登録関連期間の経過の救済に関する特許法改正案、優先審査、審査猶予など特許制度改善案について議論し、そのほかにも制度改善が必要な事項について法曹界·産業界から意見を集める考えた。
とりわけ、出願·登録関連期間の経過の救済に関する特許法改正案は、出願人の特許手続き上の誤りより特許権が消滅することを防止するための改正案であり、些細なミスで特許権が消滅する事態に陥った企業にとって大きく役立つ救済措置になると思われる。
特許庁の特許審査企画局長は「特許庁は手続き上の些細な誤りにより、企業の成果を権利化する上でネックになる要素がないように気を配っている」とし、「韓国企業が保有する革新技術が強い権利として認められるように、特許制度の改善を続けていく」と述べた。
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