知的財産ニュース 韓国特許庁、国際特許情報博覧会「PATINEX2025」開催

2025年9月18日
出所: 韓国特許庁

特許情報で「真の成長」を実現する先端技術革新を起こす!

韓国特許庁は9月18日木曜日から19日金曜日まで、ロッテホテルワールド(ソウル松坡(ソンパ)区)にて韓国最大規模の国際特許情報博覧会である「PATINEX※2025」を開催する。
※PATent INformation EXpo

「PATINEX2025」は、世界的な技術覇権争いの中で技術革新を先導する企業の特許情報活用戦略やノウハウを共有する場であり、今年21周年を迎える韓国最大規模の特許情報イベントである。今回のイベントは「AI革命、知的財産(IP)データからみる新しい可能性」をテーマに、国内外の専門家からの講演や特許情報サービス企業のさまざまな展示が行われ、企業間のネットワークがビジネス成果につながるよう多様なイベントが開かれる予定だ。

18日にはソウル大学校初代AI研究院長を歴任したチャン·ビョンタク教授の「AIが開く知財革新の時代」というテーマの基調演説でスタートし、世界知的所有権機関(WIPO)および慶熙(キョンヒ)大学校イ·ギョンジョン教授など国内外の特許専門家から「特許ポートフォリオ開発のための4つのビジネス理由」、「AIエージェントからみる未来知能経済への転換の展望」など、特許戦略やAI技術をテーマにするさまざまな発表が行われる。

特許情報を活用した有望なアイディアを発掘し、創業と技術事業化を支援するために今年5月に開催した「知財データ活用創業コンペティション※」および「知財情報政策に関する対国民アイディア公募展」の優秀受賞者への授賞式※※も開かれる。
※ (創業コンペティション) ワンド(最優秀賞)、ホットワイド、マークワークス(優秀賞)
※※(アイデア公募展) チョ·アラム(最優秀賞)、チャン·チェヒョン、チョン·グァンソン(優秀賞)

19日にはIBM、DAIKIN、ネイバー、アップステージなどグローバルAI先導企業の専門家たちが企業の経営戦略確率のための特許情報とAI技術の融合をテーマに未来へのインサイトを提供する予定だ。また、日本、欧州特許庁から参加した関係者から発表がり、各国における特許情報活用のトレンドおよび情報化戦略について共有する。

今回のPATINEX2025では講演のほかにもさまざまなサービスを体験できる展示ブースも設けられる。とりわけ、今年は昨年より展示規模が大きく拡大したことにより、国内外の特許情報サービス企業30社のサービスを体験することができ、サービス購買、業務協約(MOU)締結といったビジネスの成果につながるよう、サービス企業と需要者間のビジネスミーティングマッチングプログラムも運営される。

特許庁長は「特許情報は企業などが刻苦の時間と努力をかけて創り出した技術革新の結果物であり技術情報の宝庫だと思う」とし、「今回のイベントが、韓国企業がグローバル産業と技術の未来を見据え、革新の方向を考える機会になり、韓国の『真の成長』を導く原動力になれることを期待する」と述べた。

イベントの詳細は国際特許情報博覧会(PATINEX)ホームページ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから確認・参加申し込みができる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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