知的財産ニュース 「2025グローバルイノベーションインデックス」で韓国は総合4位、アジアトップ

2025年9月17日
出所: 韓国特許庁

初めて4大グローバル革新強国と評価

韓国が4大グローバル革新強国、アジア圏では最高革新国だと評価された。韓国特許庁は9月16日火曜日、世界知的所有権機関(WIPO、WorldIntellectualPropertyOrganization)が発表した「2025グローバルイノベーションインデックス※(GII、GlobalInnovationIndex)」で韓国が139カ国のうち総合4位※※、アジア諸国のうち1位となったと発表した。2020年以後、6年連続で10位圏内に入り、韓国の高いイノベーションの力が世界から認められたと評価される。
※WIPO、欧州経営大学院(INSEAD)、米コーネル大学などがWIPO加盟国を対象に未来経済発展などの主要原動力となるイノベーション力を測定した指数(2007年~)
※※韓国ランキング: (2018)12 → (2019)11 → (2020)10 → (2021)5 → (2022)6 → (2023)10 → (2024)6 → (2025)4

グローバルバルイノベーションインデックス (GII)は、1.制度、2.人的資本·研究、3.インフラ、4.市場高度化、5.企業高度化など投入部門5つ、1.知識·技術の算出、2.創意的算出など算出部門2つの計7分野、計78の細部指標を総合して算出され、韓国は投入部門で4位、算出部門で6位となった。 また、韓国は人的資本·研究分野では7年連続で世界トップである。

韓国は78の細部指標のうち、国内総生産(GDP)比特許出願、情報通信技術インフラの中での政府オンラインサービス、企業の研究能力など3つの指標で世界1位と評価され、GDP比国際特許(PCT)と意匠出願においても世界3位の最上位圏と評価された。

グローバルランキングをみると、スイスが1位となり、スウェーデン、米国、韓国、シンガポール、英国の順である。ほかに中国が10位、日本が12位となった。

特許庁長は「韓国のイノベーション力が高く評価されたのは、政府と民間がともに努力してきた人材育成やインフラ構築への取り組みが活発な知財の創出と保護につながった世界だと思う」とし、「今後も特許庁は革新成果を効果的に活用し安定的に保護されるように支援し、グローバル市場で一歩進んだ競争力を確保できるように取り組む」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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