知的財産ニュース 韓国特許庁と海洋水産部、「K-水産食品ブランドの保護に向けた協議体会議」を実施

2025年9月3日
出所: 韓国特許庁

水産食品企業の知財を保護する!K‐海産物デーモンハンターズ!

韓国特許庁と海洋水産部は9月4日木曜日、韓国知識財産保護院(ソウル江南区)にて「K‐水産食品ブランド保護に向けた協議体会議」を開くと発表した。

海苔など韓国海産物の人気が世界的に高まっている中、韓流人気に便乗して中国・東南アジアなどで低価格・低品質の調味海苔・おでんなど偽装食品の流通・販売が頻繁に行われることを受けて、両機関はK‐海産物の輸出企業のブランドを保護するために韓国知識財産保護院、水協中央会、韓国海洋水産開発院(KMI)とともに対応方策について議論する。

今回の協議会では、海外でのK―水産食品の偽装食品・韓流便乗行為の被害事例と実態調査結果の共有、水産食品企業向け知財共同教育、ブランド・商標権の権利化支援、海外現地での紛争発生時の共同対応支援などを議論し、今後に向け今回の議論を公式化する業務協約(MOU)を締結する考えだ。MOU締結により今後、両機関は相互の役割と協力範囲を明確にし、企業支援および海外対応をより体系的に実施すると期待される。

海洋水産部の水産政策官は「海外市場で韓国の水産食品ブランドがしっかり保護されるよう特許庁と緊密に協力する」とし、「今回の協力はK‐海産物の世界競争力と信頼性を一層高める重要な契機になると思う」と述べた。

特許庁の産業財産保護協力局長は「K‐ブランド保護は単なる権利確保水準を越え、水産食品企業の海外進出と競争力強化につながる取り組みだ」とし、「今後、海洋水産部とともに企業のニーズに応じた支援や現地対応をさらに強化し、世界市場で韓国水産食品の地位を高めていきたい」と述べた。

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