知的財産ニュース 韓国特許庁、モロッコ特許庁と高官級会合および招待研修を開催

2025年8月25日
出所: 韓国特許庁

韓国の知財情報化システムのノウハウや技術力をモロッコに伝える

韓国特許庁は8月25日月曜日から29日金曜日まで、政府大田(テジョン)庁舎(大田市西区)、および、特許情報院(ソウル市江南(カンナム)区)にてモロッコのAbdelaziz Babqiqi特許庁長官と高官級公務員などを対象にモロッコにおける知財行政の情報化システムの高度化を図るための招待研修を実施すると発表した。

今回の招待研修は、特許庁が行う海外情報化コンサルティング事業の一環として、韓国の知財行政システム(以下、「特許ネット」)の海外進出と両国における情報化協力の基盤を強化するために行われた。

招待研修では、情報化コンサルティングの会議、韓国の先進的な行政・技術経験など共有する機関訪問などを実施する。

また、韓国特許庁のモク・ソンホ次長とモロッコ特許庁のAbdelaziz Babqiqi長官は8月26日火曜日、政府大田庁舎にて懇談会を行う。併せて、韓国の知財情報システムの構築経緯や技術ノウハウを紹介し、モロッコの環境に応じた知財発展戦略への支援を議論する高官級会合を実施する予定だ。

モロッコ代表団は、韓国の知財分野におけるAI技術の研究開発の結果や事例を紹介することで知財情報化技術を交流し、AI技術を体験できる韓国企業を訪問して情報化業務への理解や実務能力を高める。

韓国特許著のモク次長は「今回のモロッコ特許庁の招待研修は、両国の知財情報分野で長期的に協力する土台をつくる上で重要なきっかけになると思う」とし、「韓国特許ネットの技術力を広報するだけでなく、モロッコに進出する韓国企業に友好な知財環境をつくることができるよう、モロッコとの情報化能力強化事業に積極的に取り組む」と述べた。

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