知的財産ニュース 韓国特許庁、カタール通商産業省と「国家知財戦略策定および競争力強化に関する戦略的パートナーシッププログラム」を締結
2025年7月7日
出所: 韓国特許庁
カタール国家知財戦略の策定を支援して知財分野においても韓流を伝える!
韓国特許庁は7月6日日曜日午後12時(カタール現地時刻)、カタール通商産業省にてモハメド・ビン・ハッサン・アル・マキ副大臣と高官級会合を開き、「国家知的財産戦略策定および競争力強化に関する戦略的パートナーシッププログラム」を締結した。
最近、カタールは石油依存型の経済からの脱却を目指す「カタール国家ビジョン2030」に基づいて知財基盤の経済へのシフトを図っており、それを支える知財基盤(インフラ)を築くために「先進5大知財強国(IP5)※」の一員として先進的な知財体制を備えている韓国を協力パートナーに指定した。
※韓国、米国、欧州、日本、中国からなる枠組みであり、五庁で世界全体の特許出願の約85%を占める
今回の締結では、カタールにおける知財関連の法・制度・システムなどインフラの分析、知財の創出・活用・保護の目標などを定める国家知財戦略策定、オーダーメイド型教育プログラムの運営など競争力強化に関する内容が盛り込まれた。とりわけ、国家知財戦略の策定に向け専門家の派遣や専門機関による相談など、今後の知財分野における協力方策の基盤を築くことができた。
キム庁長とアル・マキ副大臣は、同日締結した戦略的パートナーシッププログラムに基づきカタール国家知財戦略の策定に向け後続措置を早期に進めていくことで合意した。
キム庁長は「過去からエネルギーや建設分野で協力関係を築いてきたカタールと知財分野においても協力の基盤をつくることで、両国間において協力の幅を一層広げるきっかけになった」とし、「今後も特許庁は世界に韓国の先進的な知財システムを普及させることで、海外に進出する韓国企業に友好な知財環境をつくっていく」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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