知的財産ニュース 韓国特許庁、産業財産情報サービス産業の活性化に向け懇談会を実施

2025年7月3日
出所: 韓国特許庁

知財サービス企業、弁理士、大学技術移転センターなどを対象に手数料制度や電子出願システムなどについて意見を取り集める

韓国特許庁は7月3日木曜日、特許庁ソウル事務所(ソウル市江南区)にて知的財産サービス企業、弁理士、大学技術移転センターなどと懇談会を開くと発表した。

今回の懇談会は、手数料制度、KIPRIS PLUS※および電子出願システム※※などの運営状況について共有し、ユーザーの意見を取り集めて産業財産情報サービス業の活性化を図る目的である。
※特許情報活用サービス(KIPRIS PLUS):国内外の特許データを加工して個人・法人などユーザーが活用できるようデータセット(Data Set)およびOPEN API方式で提供するサービス
※※電子出願システム:1999年世界初オープンされた出願願書作成電子システム

特許庁は、懇談会に参加した企業や弁理士などユーザーを対象に手数料制度の改正、民間からのニーズの高い知財データの公開、明細書作成システムの最新版などを紹介し、産業財産公報上で公開される個人ユーザーの住所情報記載方法の改善(案)などについて意見を聞く考えだ。

特許庁の産業財産情報局長は「韓国の産業財産情報サービス産業の活性化を図るためにユーザーフレンドリーな手数料制度や特許データのオープン・拡大への取り組みは欠かせない」とし、「特許庁は今回の懇談会により集められた意見を反映して名品特許の創出など主要政策を策定する」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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