知的財産ニュース 韓国特許庁、AIプラットフォームの輸出企業を訪問
2025年6月5日
出所: 韓国特許庁
グローバルIPスター企業育成事業を通じて成果を上げた(株)DTONICと懇談会を実施
韓国特許庁は6月5日木曜日、人工知能(AI)基盤のデータ処理プラットフォームを輸出する(株)DTONIC(京畿道(キョンギド)城南(ソンナム)市)を訪問し、懇談会を開いたと発表した。
今回の懇談会は、グローバルIPスター企業育成事業の支援を受けた企業の成果を振り返り、企業が輸出際に経験する悩みや相談を聞いて今後の政策に反映する趣旨である。
グローバルIPスター企業育成事業は3年間、海外での権利取得、特許戦略の策定など海外市場に応じた知財(IP)関係の総合的サービスを提供して韓国中小企業の安定的な海外進出を支援する事業である。
同社は産業現場で使われるさまざまな装置から得られるデータをまとめて迅速に処理できるAIエンジンを開発している。初めてグローバルIPスター企業事業の支援を受けた今年、コア技術を海外で権利確保する戦略やブランドの開発による保護体系を強化して海外市場での事業拡大に拍車をかけている。
とりわけ、AI基盤で大容量データを収集・活用する「Geo-Hiker」がスマートファクトリー、ヘルスケアなどさまざまな分野で活用され、昨年には創業10年で売上高約315億ウォンに達する成果を上げた。
特許庁長は「AIとデータ融合技術は、産業の全般にわたってデジタルトランスフォーメーションを加速化するエンジンであり、それを知財として保護し活用することが企業の競争力を高めるカギとなる」とし、「今後も特許庁は技術革新を輸出の競争力につなげるよう各企業のニーズに応じた知財支援を強化していく」と述べた。
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