知的財産ニュース 韓国特許庁と済州(チェジュ)大学、「済州地・産・学IPフォーラム」を開催
2025年5月22日
出所: 韓国特許庁
発明の日60周年を迎えてIP重点大学事業団長との懇談会を実施…知財人材育成について議論
韓国特許庁は、発明の日60周年を記念して5月22日木曜日から23日金曜日まで、済州(チェジュ)大学(済州市)にて知的財産(IP)重点大学事業団長との懇談会、および、済州地・産・学知的財産(IP)フォーラムを開く。
5月22日木曜日に開かれるIP重点大学※事業団長との懇談会は、発明の日60周年を迎えて行政活動の一環として行われ、全国9つのIP重点大学における知財人材の育成策について議論する。また、IP重点大学の効率的な運営方法、研究・技術安保関連教育の強化、IP重点大学-同地域所在企業との連携の拡大など意見を集める考えだ。
※(事業概要)国家戦略技術・地域主力産業に特化した知財専門人材の育成に向け地域ごとにIP重点大学を指定し、知財学位コースの運営、教員向け教育、知財教育コンテンツの開発などを支援
(指定状況)慶尚(キョンサン)国立大学、全南(チョンナム)大学、忠北(チュンブク)大学、忠南(チュンナム)大学、慶北(キョンブク)大学、江原(カンウォン)大学、釜山(プサン)大学、全北(チョンブク)大学、済州(チェジュン)大学
5月23日金曜日に開かれる済州地・産・学IPフォーラムは、済州地域所在の企業と大学の知財課題の対策を探るために開かれた。今回のフォーラムには特許庁、済州大学をはじめ、全国9つのIP重点大学事業団長や済州地域所在の企業協会長、CEO、学生など約70名が参加する。
特許庁のモク・ソンホ次長は「Why 特許、商標?」をテーマに企業の知財競争力を強化する特許や商標の活用事例について特別講演を行う。続いて、LG生活健康のミン・ギョンファン常務は「企業が求める知財人材像」をテーマに企業のニーズに合わせた大学における知財教育の方向性について講演する。また、特許庁、済州大学、済州地域所在企業が共に参加する「地域IP懸案懇談会」で済州地域ならではの知財の競争力を高める方策について話し合う計画だ。
モク次長は「地域産業において知財の競争力を高めるためには、地域における産・学間の協力の強化により知財人材を有効に育成することが何より重要である」とし、「今後も特許庁は各地域の知財競争力の強化と人材育成に向けて手厚く支援する」と述べた。
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