知的財産ニュース 産業部・特許庁・慶尚国立大学、発明の日60周年を記念して「技術安保カンファレンス」を開催
2025年5月9日
出所: 韓国特許庁
大学における研究・技術安保と知財の重要性を高めるために手を組む!
韓国特許庁は産業通商資源部、慶尚(キョンサン)国立大学と共に発明の日60周年を記念して5月9日金曜日、慶尚国立大学(慶南(キョンナム)晋州(ジンジュ)市)にて「技術安保カンファレンス」を開いた。
発明の日60周年を迎え、積極的な行政活動の一環として開かれた今回のイベントは、国家安保技術分野の最新動向や優秀な対応事例について共有し、知財分野で技術安保教育の活性化をはかる方策について議論するために行われた。
カンファレンスには、特許庁、産業通商資源部、慶尚国立大学のほかにも全国9つの知的財産(IP)重点大学※の事業団長、大学生(院生)など約80人が参加した。慶尚国立大学知財融合学科リュウ・イェリ教授が「知財と経済安保」をテーマに知財観点での技術安保の重要性について特別講演を行い、KAIST研究セキュリティチームのキム・グクテ博士が大学の研究を保護する事例について発表した。また、技術安保に関する最近の話題について参加者間の質疑応答や大学における技術安保教育の活性化策について話し合う時間を設けた。
※(事業概要)国家戦略技術・地域主力産業に特化した知財専門人材を育成するために地域
別にIP重点大学を指定し、IP学位コースの運営、教員向け教育、知財教育コンテンツの開発などを支援
(運営状況)全国9つの大学で運営(慶尚(キョンサン)国立大学、忠南(チュンナム)大学、全南(チョンナム)大学、忠北(チュンブク)大学、慶北(キョンブク)大学、江原(カンウォン)大学、済州(チェジュン)大学、全北(チョンブク)大学、釜山(プサン)大学)
カンファレンスの開催に先立ち開かれた懇談会には9つのIP重点大学の事業団長が参加してIP重点大学の運営体系の改善策や発展方策について話し合った。
特許庁長は「技術覇権争いが激化する国際環境の中で技術と知財を有効に保護するためには大学と研究陣、学生が技術安保への認識を高めることが非常に大事である」とし、「今後も関係機関と連携して大学での技術安保教育を拡大するよう取り組んでいく」と述べた。
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