知的財産ニュース 韓国特許庁、2025年改正告示商品の解説版を公開

2025年4月3日
出所: 韓国特許庁

計57,388個の指定商品・役務について解説する

韓国特許庁は3日、商標登録出願時に指定する商品についてより正確に確認できるよう、2025年改正告示商品※の解説最新版を公開すると発表した。
※特許庁長が告示する指定商品および指定役務のことをいう。総評登録を受けるには出願人は商標法上認める商品の名称を出願書に記載する必要がある。

今回の解説版に載せられた商品は計57,388個であり、2025年告示改正により内容に変動があった商品約1,200個が含まれる。

商品解説書では、指定商品・指定役務の韓国語・英語の名称と類、定義および画像、属性(機能/用途、形状、材料など)について解説しており、特許庁ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます電子出願システム外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます※にて公開する。
※(ウェブサイト)特許庁>知財制度>分類コード照会>商品分類コード>商品解説書
 (電子出願システム)特許路>参考資料>分類コード>商品分類コード>商品解説書

とりわけ、今回の改正版ではこれまで掲載していなかった小・卸売役務名128個について解説した。定義や属性のみならず、指定役務を正確に選択して記載する方法についても紹介している。

最近、告示商品解説書が多くのユーザーから有効に活用されている。2024年3月改正後、商品解説書の閲覧回数は月平均710回(2023年第四四半期)から1,875回(2024年第四四半期)に164%増加※し、多くのユーザー有効活用していることがわかった。
※2023年10月750件、11月738件、12月641件(平均710回)
 2024年10月1,850件、11月1,872件、12月1,903件(平均1,875回)

特許庁の商標デザイン審査局長は「権利保護を受けたい商品を正確に把握して出願する上で今回の解説書が大きく役立つと思う」とし、「今後も煩雑な出願手続きや費用で出願人が不便を感じることがないよう、ユーザーフレンドリーな制度改善に取り組む」と述べた。

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