知的財産ニュース 韓国特許庁、「2025年特許技術賞」の参加申し込みの受付開始
2025年4月1日
出所: 韓国特許庁
最高1,500万ウォン相当の賞金や特許庁事業化支援事業での特典など提供
韓国特許庁は、4月1日火曜日から6月30日月曜日まで「2025年特許技術賞」の参加申し込みを受け付けると発表した。「特許技術賞」は、発明家のモチベーションを高め、発明の重要性を認識させるために、優秀な特許技術を募集・選定して発明家に賞を授与する制度である。
今年も例年と同じく、世宗(セジョン)大王賞および忠武公(チュンムゴン)賞をそれぞれ1件ずつ、池錫永(チ・ソギョン)賞2件、洪大容(ホン・デヨン)賞4件の計8件の発明が選定され、受賞者には最高1,500万ウォンの賞金※と、「優秀な発明品の優先購買推薦」および「特許路における製品革新支援」の対象者選定時の優遇措置、今後のビジネスやマーケティングに活用できる特許技術賞の受賞マークなどが提供される。
※世宗大王賞1,500万ウォン、忠武公賞1,000万ウォン、池錫永賞500万ウォン、洪大容賞200万ウォン
募集対象となる技術は、韓国籍の出願人により韓国に登録されている特許または実用新案にかかる技術であり、2025年4月1日時点で10年内に登録された特許または実用新案を対象とする。参加申し込みは、特許庁ウェブサイト>お知らせ>褒賞およびイベント>特許技術賞にて受け付ける。
募集後、特許庁内部での予備審査(7月~8月)、庁内外の委員からなる選定審査協議会(9月)を通し、技術革新性、産業上利用可能性などを総合的に評価・選定し、授賞式は11月に開く予定だ。
特許庁の特許審査企画局長は「儲けになる『名品特許』を発掘・評価して経済的価値の高い特許の創出に寄与した発明家のモチベーションを高める趣旨のもと1992年から特許技術賞制度を行っている」とし、「技術革新に大きく貢献している多くの発明家からの関心や参加をお願いする」と述べた。
詳細については、特許庁ウェブサイト(お知らせ>褒賞およびイベント>特許技術賞)、または、特許庁特許制度課(電話:042-481-3567)に問い合わせできる。
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