知的財産ニュース 韓国特許庁、「2025知的財産スタートアップコンテスト」の参加企業を募集

2025年3月25日
出所: 韓国特許庁

韓国最大規模大会、「挑戦!K-スタートアップ」本選への参加資格を付与

韓国特許庁は、信用保証基金、銀行圏青年創業財団、韓国発明振興会と共に3月26日水曜日から5月9日金曜日まで「2025知的財産スタートアップコンテスト」の参加企業を募集すると発表した。

今年で6回目を迎える同大会は「挑戦!K-スタートアップ※」に参加できる本選への参加資格を与える予選であり、革新的な技術を基にビジネスを展開するスタートアップを発掘し、知財の事業化を支援するために設けられた。
※特許庁、教育部、中小ベンチャー企業部、文化体育観光部など10つの部処が連携して部処別の予選大会(~7月)を行い、統合本選(8月~11月)と王中王戦(12月)を実施

今回の大会では、書類選考、国民参加評価(6月)、発表評価(7月)を経て本選に進出する計15の優秀な知財スタートアップを選定する計画だ。知財を保有(出願・登録済み)する予備起業者または起業3年以内であり累積の投資誘致金額が30億ウォン以下の企業であれば参加できる。

受賞者には「挑戦!K-スタートアップ」の統合本選(8月~11月)への参加資格のみならず、特許庁長賞をはじめ、総額1,800万ウォンの賞金が授与される。とりわけ、今年は受賞者を対象に本選での競争力を高めるための投資誘致の相談やIRピッチングの相談などを支援する。

昨年計15社が「挑戦!K-スタートアップ」の統合本選に参加して優秀賞2つ、特別賞1つを受賞し、総額72億ウォンの投資誘致金と42.1億ウォンの売上高増加という成果を上げた。とりわけ、超音波装置メーカーの(株)ファーストラボは特別賞を受賞後、31億ウォンの投資誘致に成功し、IT見本市「CES2024」でイノベーション賞を受賞した。

特許庁の産業財産政策局長は「優秀な知財を保有するスタートアップの事業化、投資誘致など引き続き支援を拡大していく」とし、「多くのスタートアップからの参加をお願いする」と述べた。

参加申し込みや詳細については、韓国発明振興会外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(電話:02-3459-2814)に問い合わせできる。
※韓国発明振興会ウェブサイト>支援事業>国内発明の展示/イベント>知財スタートアップコンテスト

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