知的財産ニュース WIPO主催「2025年グローバルアワード」の参加企業を募集開始
2025年1月15日
出所: 韓国特許庁
WIPO、受賞企業向け個別相談などさまざまな特典を提供
韓国特許庁は、1月15日水曜日から世界知的所有権機関(WIPO※)が「2025年グローバルアワード(Global Awards)」の参加企業の募集を開始したと発表した。
※WIPO(World Intellectual Property Organization):国連参加の知的財産分野の国際機構
WIPOは、中小企業とスタートアップの知財事業化を促し発明意欲を高めるために、2022年から世界の中小企業・スタートアップを対象に革新的な企業を選定して授賞する。昨年には韓国のスタートアップの中では初めて、廃棄物のリサイクルに活用するAIロボットメーカー(株)エイトテクが受賞した。
<グローバルアワードにおける歴代の受賞企業>
(2022年)62か国272社のうち、中国(2社)、シンガポール、日本、オランドから5社が受賞
(2023年)58か国548社のうち、中国(2社)、シンガポール、フランス、ケニア、スロベニア、メキシコから7社が受賞
(2024年)107か国667社のうち、韓国、中国、シンガポール、タイ、スイス、ケニア、クウェート、アルゼンチン、トルコから9社が受賞
参加対象は、従業員300人以下、年売上高1,500万ドル(約220億ウォン)以下の中小企業であり、申し込み期間は1月15日水曜日から3月31日月曜日までである。評価基準は、知財権事業化の成果、国際的な知財権戦略、経済・社会的な波及効果などである。参加申し込みをはじめ詳細な情報については、WIPOウェブサイトにて確認できる。
受賞企業には7月に開かれるWIPO総会における授賞式への招待、資金の調達・パートナーシップの機会を広げるサポートプログラム、知財事業化に向けた個別相談などが提供される。
特許庁の産業財産保護協力局長は「特許庁は2025年グローバルアワードに多くの韓国企業が参加し、受賞する成果を上げるよう積極的にPR・支援を行う計画だ」とし、「多くの企業が参加してほしい」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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