知的財産ニュース 商標警察、大邱(テグ)西門(ソムン)市場周辺で第2回目の模倣品取締を実施

2024年12月18日
出所: 韓国特許庁

真正品価格13億ウォン相当の有名ブランドの模倣品約290点を押収

韓国特許庁の商標特別司法警察(以下、「商標警察」)は、大邱(テグ)西門(ソムン)市場周辺で模倣品取り締まり(2024年12月2日~3日)を実施し、かばん、衣類など模倣品を流出したA氏(49歳)など2名を摘発し、商標法違反の疑いで書類送検したと発表した。

商標警察は、今回の取り締まりで摘発された販売業者A氏などが現場で販売・保管していた海外有名ブランドの偽物(かばん、衣類など)の真正品価格13億ウォン相当の模倣品約290点に対し押収措置を取った。

押収品の多くはL社、C社、H社など海外有名ブランドの模倣品であった。品目別でみると、かばん136点(46.9%)が最も多く、衣類100点(34.5%)、スカーフ5点(1.7%)、帽子4点(1.4%)の順である。

商標警察は、今回の取り締まりの前にも今年9月、西門市場で取り締まり(2024年9月10日~11日)を実施し、模倣品販売業者4名を摘発し、真正品価格21億ウォン相当の模倣品約1,100点を押収したことがある。今後も特許庁は大邱西門市場や釜山(プサン)国際市場など全国の有名な伝統市場で取り締まり活動を引き続き強化していく考えだ。

特許庁の商標特別司法警察課長は「外国人観光客が多くを訪れる有名な伝統市場で模倣品が流出される行為は、韓国のイメージに大きなダメージを与え、韓国企業が海外に進出する際に製品競争力の低下につながりかねないと思う」とし、「大型規模の市場など模倣品流出が頻繁に起こるエリアで模倣品根絶に向け取り締まり活動を続けていく」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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