知的財産ニュース 韓国特許庁、SKハイニックスと半導体分野の知財について意見交換
2024年10月24日
出所: 韓国特許庁
強い特許権の確保により高帯域幅メモリー(HBM)分野で主導権を握る!
韓国特許庁は10月24日木曜日、SKハイニックス利川(イチョン)事業場(京畿道利川市)にて半導体業界の知財競争力強化に向けた懇談会を実施すると発表した。
今回の懇談会は、メモリー半導体市場で有望技術として注目されている高帯域幅メモリー(HBM)※の技術をリードしているSKハイニックスを訪問し、半導体産業現場から知財に関する率直な意見を聞くために設けられた。
※高帯域幅メモリー(HBM, High bandwidth memory):従来のDRAMメモリーを縦に積層してさらに優れた帯域幅・転送速度を具現したメモリーで人工知能(AI)に使われることが多い
特許庁とSKハイニックスは高帯域幅メモリー(HBM)分野の産業や知財権の動向などについて共有し、技術・知財に関する懸案や産業現場の悩みについて話し合う考えだ。
特許庁の半導体審査推進団長は「AI市場が急ピッチで成長していることを受けてAI加速器の演算処理を支える高帯域幅メモリー(HBM)市場も急速に成長しており、その背景から企業の間で市場シェアや技術確保をめぐる覇権争いが激しくなるとみられる」とし、「今後も特許庁は産業界と緊密なコミュニケーションを図ることで韓国企業がメモリー半導体分野で強い特許権を確保できるよう取り組んでいく」と述べた。
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