知的財産ニュース 韓国特許庁、フィリピン特許庁と高官級会合および招待研修を実施
2024年8月26日
出所: 韓国特許庁
韓国型特許行政システムの構築など情報化に関する協力策について議論
韓国特許庁は8月26日月曜日から30日金曜日まで、フィリピン特許庁長官など高位公務員を対象に韓国・フィリピン高官級会合および招待研修を実施すると発表した。
招待研修は、韓国特許庁が行っている「海外情報化コンサルティング事業」の一環として韓国の特許行政システム(以下、「特許ネット」)の海外進出の基盤を作るために行われる。
韓国のキム・ワンギ特許庁長は8月26日月曜日、政府大田庁舎(大田市西区所在)にてフィリピンのROWEL Barba長官などと歓談および高官級会合を開き、両国における知的財産の情報化に関する協力策について議論する。
研修期間の間は、△人工知能(AI)を有効活用している韓国の特許行政システムの紹介、△韓国知財権分野における人工知能(AI)技術の研究開発の事例、△フィリピンの特許行政情報システムの改善および財源調達の方策などについて議論する考えだ。
フィリピン特許庁長官などは特許ネットの運営状況などについて把握し、民間分野の人工知能(AI)、モビリティなど先端技術を体験するためにLGイノベーションギャラリー(LGサイエンスパーク所在)と現代モーターススタジオを訪問する。
これまで韓国特許庁は、ウズベキスタン(2023年8月)、チュニジア(2024年8月)の高位公務員を招待して特許ネットの普及に向けた研修を行ったことがある。
韓国特許庁長は「今回のフィリピン特許庁の招待研修は、韓国・フィリピンの両国における特許行政情報化分野の持続的な協力のために重要な活動だと思う」とし、「招待研修を機にフィリピンに韓国型特許ネットが普及されるよう積極的に協力していく」と述べた。
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