知的財産ニュース 韓国特許庁、「第7号知的財産と革新」を公開
2024年8月12日
出所: 韓国特許庁
画像生成人工知能(AI)を活用した産業デザインの創作など国内外の知財権トピックを紹介
韓国特許庁は9日、国民の知的財産への関心や理解を高めるために、知的財産分野の判例、国内外の政策の動向やトピックについてまとめた学術雑誌の「知的財産と革新」の第7号を発行したと発表した。
「知的財産と革新」は知財権のトピックに関する最新情報を共有し、産・官・学界の専門家、利害関係者などとの積極的な意見交換により当面の課題について議論するために、年1回公開している。
今回発行した第7号には、最近注目を集めているテーマである▲画像生成人工知能(AI)を活用した産業デザインの創作と知財権の問題、▲デジタルコンテンツに対する知財権侵害、▲内装の意匠に対する保護策、▲アイデアの保護方法に関するイシュー、▲許可などによる特許権存続期間の延長制度、▲不正競争防止法ワ目(他人成果盗用)と知的財産法との対立、▲日本の持続可能な開発目標(SDGs)に関する政策の動向などが盛り込まれている。
また、知財高裁・最高裁の判例や海外の事例を中心に▲選択発明に係る先後願(出願の先後関係)判断、▲新規性喪失の例外の適用を受ける意匠と出願意匠の同一判断に関する事例の分析、▲請求項における接続句の解釈、▲結晶型発明に関する判例の高校、▲周知符合の判断手続きと方法、▲バイオ薬品に係る明細書の記載要件の判断などについての研究結果を盛り込んでいる。
特許庁長は「同誌は国民の知的財産への関心や理解を高めるために作成され、今後も技術や知識を共有し、知的財産分野の未来や展望について考えを分かち合う場になってほしい」と述べた。
同誌は特許庁ホームページ>冊子/統計から閲覧が可能であり、関連学会や関係機関に配布する予定だ。
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