知的財産ニュース 韓国特許庁、「2024知的財産スタートアップコンテスト」の参加企業を募集

2024年4月15日
出所: 韓国特許庁

15社のスタートアップに「チャレンジ!K-スタートアップ」の統合本選進出のチャンスを!

韓国特許庁は、信用保証基金、銀行圏青年創業財団、韓国発明振興会と共同で4月15日月曜日から5月31日金曜日まで、クリエイティブなアイデアと革新技術を持つスタートアップの成長を支えるために「2024知的財産スタートアップコンテスト」に参加する企業を募集すると発表した。

今年第5回目を迎える同コンテストは、韓国最大規模のスタートアップ向けコンテストである「2024チャレンジ!K-スタートアップ※」の本選進出者を決める予選大会である。ポテンシャルの高いスタートアップを発掘し、事業化を支援する趣旨である。
※教育部、中小ベンチャー企業部、文化体育観光部、特許庁など10の部処が協力して各部処別に予選大会(~8月)を経て統合本選(9月~11月)と王中王戦(12月)を行う

コンテストの参加資格は、知的財産を保有する、事業開始日から3年以内のスタートアップか予備起業家のうち、累積の投資誘致金額が30億ウォン以下である。

コンテストでは、企業が保有する知的財産権について書類評価(6月)と国民参加評価、発表評価(7月)を経て優秀な知的財産を保有する15社を選ぶ。受賞企業には、特許庁長賞をはじめ、計1,800万ウォンの賞金を授与し、投資誘致コンサルティングおよび説明会(8~9月)と「チャレンジ!K-スタートアップ」の統合本選(9~11月)の進出資格を与える。

昨年のコンテストでは、計13社のスタートアップが統合本選に進出し、466億ウォン相当の資金を確保するなど、スタートアップの登竜門と呼ばれている。昨年、王中王戦で奨励賞(賞金2,000万ウォン)を受賞した虹彩認証システムを開発した株式会社AJ2は、世界最大のテクノロジー見本市「CES」に参加する成果を上げた。

特許庁のアイデア経済革新チーム課長は「優秀な知的財産を基に起業にチャレンジする企業の成功を支えるために、積極的な行政活動の一環として知的財産事業化や投資誘致に取り組んでいく」とし、「多くのスタートアップの参加を期待する」と述べた。

参加申込や詳細については、韓国発明振興会ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますまたは電話(02-3459-2928)にて問い合わせできる。
※韓国発明振興会ウェブサイト>支援事業>国内発明の展示/イベント>知的財産スタートアップコンテスト

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