知的財産ニュース 「2024年D2Bデザインフェア」の参加者を募集

2024年4月8日
出所: 韓国特許庁

デザイナーのアイデアを活用して事業競争力を高める

韓国特許庁は、企業を対象にデザインの発掘と事業化を支援する「2024年D2B※デザインフェア」に参加する企業と出品作を募集すると発表した。
※D2B:Design to Business(デザインから事業化まで)

今年第19回目を迎える「D2Bデザインフェア」は、参加企業にとってはクリエイティブなデザインを提案してもらい、デザイナーにとってはデザインの権利化・事業化のプロセスを経験できる機会の場である。

4月8日月曜日から5月31日金曜日まで参加企業を募集する。参加企業は、デザイナーにデザインのテーマを提示、最終審査や授賞までの全てのプロセスに参加する。企業は、優秀なデザイナーからクリエイティブなアイデアを提案してもらうことで、製品の競争力を高める効果が期待できる。

デザイナーによる出品作は、1次(4月8日~6月7日)、2次(7月22日~9月13日)の2回に分けて募集する。参加企業が提示したテーマに関するデザインを出品する「企業部門」と、自由なテーマで出品する「自由部門」の中で希望する部門を選び、応募できる。1、2次および最終審査を経て、今年11月に受賞作の発表や授賞式が行われる。

昨年は、出品された計3,184点の作品のうち39点が受賞し、スマートサービスロボット、ポータブル型決済端末、小型電気ポットなどのデザインが高い評価を受けた。

<2023年D2Bデザインフェアの受賞作>

大賞の出品名は「Compaion」でお年寄りの方などのための付き添いロボットの写真。銀賞は3つの作品が受賞した。一つ目は「FIABA」という企業が選んだデザインであり、出品名「Time Player」。二つ目は「株式会社DOLLOP」の出品名「TIDY-ミニマルな自作デスクテリア」で、自分でデスクをインテリアできる商品。三つめは「株式会社ソンイル」の出品名「One and only」

特許庁の産業財産政策局長は「『D2Bデザインフェア』は、若いデザイナーによる斬新なデザインを必要とする企業が積極的に参加しているため、毎年規模が大きくなっている」とし、「今後も韓国企業が優秀なデザインを発掘し、若いデザイナーの才能を高めていけるようサポートしていく」と述べた。

フェアの参加申込や詳細についてはD2B事務局(電子メール:d2b@d2bfair.or.kr、電話:02-3153-7612)またはフェアウェブサイ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにて問い合わせできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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