知的財産ニュース 韓国特許庁、公務員を対象に災害・治安分野のアイデアを発掘する「2024国民安全発明チャレンジ」の応募開始

2024年4月1日
出所: 韓国特許庁

国民の安全を守るアイデアを募集します!

韓国特許庁は、関税庁、警察庁、消防庁、海洋警察庁と共同で4月1日月曜日から5月31日金曜日まで公務員向け「2024国民安全発明チャレンジ」のアイデアを募集すると発表した。

第7回目を迎える国民安全発明チャレンジは、一般国民部門と関税庁・警察庁・消防庁・海洋警察庁の公務員部門に分けられ※、災害・治安分野の優れたアイデアを発掘・採用して国民の安全を守る趣旨の大会である。
※2023年から一般国民部門を設け、公務員部門と一般国民部門の2つに分けて行う

今回募集する公務員部門は、国民の安全を守る関税庁・警察庁・消防庁・海洋警察庁の職員が災害や事件、事故現場での経験からアイデアを得て開発した技術を発掘する趣旨である。

応募対象は、即時現場に採用できる国民安全保護に関わるアイデアで、関税庁・警察庁・消防庁・海洋警察庁の職員なら「アイデア路※」にて一人当たり最大5件まで申込できる。
※アイデアの共有・取引ができる国民向け発明プラットフォーム「アイデア路外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます

各分野の専門家による審査(6~7月)を経て計24件のアイデアを選び、知的財産分野の専門家と各分野の業務現場で豊富な経験を持つ専門家が協力してアイデアを具現化(7~9月)し、特許出願をサポートする計画だ。

その後、最終審査(10月)経て受賞者を選び、年末に授賞式を開いて国会議長賞や賞金などを授与する。

選ばれたアイデアに対し、展示・広報、技術移転などの活動を続けて実際の災害や事故、事件の現場で採用できるよう支援していく考えだ。

<2024国民安全発明チャレンジの公務員部門における推進計画>
アイデア募集 アイデア審査 アイデアの価値向上 最終審査 授賞・展示
アイデア応募受付   ①基礎審査
②書面審査
③対面審査
  ①3日間の研修
②高度化・権利化コンサルティング
③試作品製作
  受賞者を決定   授賞式の開催・受賞作の展示
4~5月   6~7月   7~9月   10月   11~12月

一般国民部門は5月からスタートし、応募されたアイデアは公開後、各庁で活用していく考えだ。また、優秀なアイデアを提案した個人に対しても賞状と賞金を授与する。

大会の詳細については韓国発明振興会の発明振興室(電話:02-3459-2742)に問い合わせできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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