知的財産ニュース 韓国特許庁、10年以内に登録された特許・実用新案を対象に「2024年特許技術賞」の応募開始

2024年4月1日
出所: 韓国特許庁

最高額1,500万ウォンの賞金や発明奨励事業の優遇など特典が提供される

韓国特許庁は4月1日月曜日から6月28日金曜日まで、技術のイノベーションを図る「2024年特許技術賞」(以下、「特許技術賞」)の応募を受け付けると発表した。

特許技術賞は、発明者のモチベーションを高め、発明意識の活性化を促す趣旨で優秀な技術を発掘・選定して授賞する制度で、特許審査官が選考プロセスに直接参加する。

応募対象は、韓国籍の出願人による特許または実用新案のうち、韓国特許庁に出願・設定登録され2024年4月1日時点でその権利が存続期間中にあるものである。応募申込は特許庁ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのお知らせ→補償およびイベント→特許技術賞にて受け付ける。

発明者・審査官などから申込・推薦された(4~6月)は特許または実用新案権は、各審査局の審査(7月)を経て選定審査協議会が技術革新性、産業上の利用可能性など基準に沿って総合評価を行う。評価点数によって世宗大王賞および忠武公賞をそれぞれ1賞ずつ、池錫永賞2賞、洪大容4賞など、計8賞の受賞者を決め(8月)、授賞式(9月)を行う。

受賞者は、最高額1,500万ウォンの賞金、特許庁の発明奨励事業※による支援、発明の事業化およびマーケティングに活用できる特許技術賞の受賞マークが提供される。
※優秀な発明品に対する購入推薦、IP製品革新支援の対象者選定の優遇など

特許庁の特許審査企画局長は「特許技術賞が優秀な技術を発掘して技術のイノベーションを図るきっかけになってほしい」とし、「創意的なアイデアや技術力を持つ多くの発明者からの関心や参加をお願いする」と述べた。

大会の詳細については特許庁ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますや特許庁特許制度課(電話:042-481-3567)に問い合わせできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
担当者:大塚、柳(ユ)、李(イ)、半田
E-mail:kos-jetroipr@jetro.go.jp
Tel :+82-2-3210-0195