知的財産ニュース 韓国特許庁、抗体薬物複合体（ADC)の特許分析に関する結果発表会を開き

ADCの特許分析結果やR&D動向について話し合う

韓国特許庁は3月27日水曜日、科学技術コンベンションセンター（ソウル市江南区所在）にて抗体薬物複合体（ADC）※の特許分析に関する結果発表会を開くと発表した。
※抗体薬物複合体（ADC、Antibody-Drug Conjugate）：特定の抗原に結合する抗体に薬物を付加したもの、薬物を標的に的確にデリバリーすることで副作用を軽減し、薬の効果を十分に発揮する

発表会では、バイオ分野の次世代技術として注目を集めている抗がん剤の抗体薬物複合体（ADC）の特許分析結果について話し合う。製薬・バイオ企業、特許事務所の関係者など100人余りが参加する。

発表会で特許庁は、特許ビッグデータを活用して分析した抗体薬物複合体（ADC）の特許動向やコア特許に関する内容を共有し、研究開発（R&D）の状況について意見交換を行う。

特許庁は毎年、国家研究開発（R&D）の効率性向上のために、主要産業に関わる特許ビッグデータの分析結果を民間や政府R&D機関に提供している。

特許庁の科学生命審査局長は「国家コア技術として浮上しているバイオ・製薬分野に関わるR&Dの効率性を高めるためには、R&Dの段階から特許分析結果を活用することが非常に大事である」とし、「今回の発表会が韓国の抗体薬物複合体（ADC）分野の今後のR&D方向を設定する上で参考になってほしい」と述べた。