知的財産ニュース WIPOと韓国発明振興会と共同で国際知的財産専門家認証教育を実施

2023年11月6日
出所: 韓国特許庁

24か国の専門家が集まり韓国の知的財産経営戦略を学ぶ

韓国特許庁は、世界知的所有権機関(WIPO)および韓国発明振興会と共同で11月6日月曜日から9日木曜日まで韓国知的財産センター(ソウル江南所在)にて国際知的財産専門家認証コース(AICC)※を運営すると発表した。
※AICC(Advanced International Certificate Course)

今年で14回目を迎える本コースは、世界の知的財産専門家を対象に知的財産を活用した経営戦略について深化教育を行うものとして、これまで計173か国から13,095人が受講している。

今年はIP Panorama2.0※コンテンツを活用してオンラインコースを受講した111か国の923人のうち24か国の39人の優秀学習者を選び対面での教育を行う。
※2022年KIPO・WIPO・韓国発明振興会が共同で開発したEラーニングのコンテンツとしてビジネスにおける知的財産戦略をショート動画や移動通信を活用して学習できる

本コースは、企業経営の観点での知的財産の効果的活用に関する「知的財産の価値評価および金融」、「最近の知的財産の動向」、「知的財産のライセンス戦略」、「イノベーション経営」などとなっており、理論だけでなく事例学習を通じて実務能力を高めることに重点を置く。

アメリカのノースウェスタンロースクール、WIPO、韓国科学技術院などで活躍する韓国国内外の知的財産の有識者が講師として参加する。

本コースに参加する各国の知的財産の専門家が知的財産を活用したビジネス戦略のプロセスを学習し、自国内企業が知的財産を活用した経営を導入し施行するにおいて貢献できると期待される。

特許庁の国際知的財産研修院長は「本コースを通じて世界から集まる優秀な受講生が国際ビジネスにおける知的財産経営の重要性を認識するきっかけになってほしい」とし、「今後も多くの企業が知的財産を活用した公正な競争を通じて発展し続ける環境づくりのため、関連する教育コースが対象を拡大していく」と述べた。

本コースの詳細についてはKIPOアカデミーウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの教育課程>IP専門力量の開発過程から確認できる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

ジェトロ・ソウル事務所 知的財産チームは、韓国の知的財産に関する各種研究、情報の収集・分析・提供、関係者に対する助言や相談、広報啓発活動、取り締まりの支援などを行っています。各種問い合わせ、相談、訪問をご希望の方はご連絡ください。
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