知的財産ニュース 韓国特許庁長、インドネシア進出の寝具製造専門企業現場を訪問
2023年9月8日
出所: 韓国特許庁
現地進出製造企業現場の隘路聴取、改善策を議論へ
韓国特許庁は、9月7日(木曜日)10:00~11:00(現地時間)、インドネシアのカラワンに位置する寝具生産工場((株)ジヌスグローバルインドネシア)を訪問し、現地に進出している製造企業から意見を聴取した。
今回の訪問は、グローバルサプライチェーンの再編において、インドネシアが新たな生産基地として浮上する中、ジャカルタ所在の海外知的財産センター(IP-DESK、全世界の11か国に設置)のスタッフを激励し、企業現場を訪問して知的財産分野の隘路を聞き、改善策を議論するために行われたものである。
寝具を生産する(株)ジヌスは、2004年に寝具事業を開始した以降、マットレスの圧縮包装など革新的な技術を開発、全世界中で700件余りの知的財産権(※)を確保した。現在は、これを基に米国、アジアに続き欧州、オーストラリア、中南米などに進出している。
※マットレスの圧縮包装技術関連特許、オーダーメイド型スマートベッドフレーム技術関連特許など
(株)ジヌスグローバルインドネシアの法人長は、「新たな市場に進出した時には、競争相手企業による特許侵害訴訟提起、商標の無断先取りなど、知的財産権に関する様々なリスクにあう可能性があります。そのため、格別な関心と支援を政府に求めたいと思います」と述べた。
特許庁長は、「世界的な経済低迷が続く中、海外に進出している韓国企業を効果的に支援する必要がある」とし、「韓国企業の海外進出をサポートするために、海外の知財権紛争への対応支援を拡大すると共に、海外現地で運営している海外知的財産センターの機能と役割も強化していく計画である」と述べた。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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