知的財産ニュース 韓国特許庁、2023年上半期優秀審査・審判官品質コンテストの授賞式を開催
2023年8月22日
出所: 韓国特許庁
上半期の優秀審査・審判官は?
韓国特許庁は、8月22日火曜日16時20分、政府大田庁舎で高品質の特許審査を呼びかけ、強い特許の創出基盤を築くために、2023年上半期優秀審査・審判官品質コンテストの授賞式を開催すると発表した。
授賞式では、特許庁の功績審査委員会が審査品質の向上に寄与した審査・審判官の審査・審判の品質を評価し、優秀審査官65名と優秀審判官6名を選定して授賞した。優秀審査官には国際商標審査チームのイ・ジュンジェ審査官などが、優秀審判官には審判2部ペ・フンソン審判官などが選ばれた。
特許庁は、博士号を持っている審査人材が審査官全体の36.6%※に上るなど優秀な審査人材を確保しているが、米国、欧州、日本など先進国に比べて足りない審査官数とこれに伴う高い審査負担は、審査品質を高めるのに障害となってきた。
※全体審査官1,126名のうち412名
そのため、特許庁は、審査以外の業務を減らし、審査に集中できる勤務環境を整えることで創造性と専門性を最大化し、出願人に向上した審査サービスを提供するために多様な積極行政の取り組みを繰り広げてきた。例えば、2022年下半期から集中審査時間制度、代表電話対応制度、審査指数体系の改善、通知書の簡素化などを推進してきた。また、不足している審査人材を効率的に活用するため、世界初超巨大人工知能モデルを適用した特許審査システムを開発するなど、人工知能を活用した審査業務の効率化を模索している。
特許庁長は、「審査品質を高めるために、厳しい環境の中でも黙々と努力してくれた審査官の労苦に感謝する」とし、「技術覇権争いが激化している中、審査官一人一人が国の競争力強化に大きな役割を担っているという自負を持って審査品質の強化に最善を尽くせるよう支援したい」と述べた。
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