知的財産ニュース 韓国特許庁・教育部・慶北大、知的財産重点大学の業務提携を締結

知的財産人材の育成も地方時代！

地域のコア産業分野の知的財産融合人材を育成する「知的財産専門人材育成重点大学（以下『知的財産重点大学』）」が大邱・慶北地域に普及し、電子情報デバイス・未来自動車転換部品産業の知的財産融合人材がより体系的に育成される見通しである。

韓国特許庁は、教育部、慶北大学と共に6月19日月曜日午後2時、慶北大学（大邱）で大邱・慶尚北道（慶北）地域のイノベーション成長をけん引する「知的財産重点大学」の支援に対する業務提携を締結すると発表した。

「知的財産重点大学」は、地域のコア産業と連携した知的財産融合学位課程（学士・修士・博士）の構築や大学別に特化した知的財産教育プログラムの開発などを通じて地域オーダーメイド型の知的財産融合人材を育成する事業である。

特許庁は教育部の「自治体・大学の協力基盤地域イノベーション事業」と連携して2021年から知的財産重点大学を選定（※）してきており、今年は慶北大学を大邱・慶北圏域の知的財産重点大学として新規選定した。
※慶尚国立大（蔚山・慶南）、全南大（光州・全南）、忠北大（忠北）、忠南大（大田・世宗・忠南）

慶北大学は知的財産融合専攻を開設・運営し、共有大学の大邱慶北イノベーション大学（DGM共有大学、嶺南大学等地域内の23校が参加）を通じて知的財産教科目を普及させる予定である。また、大邱・慶北地域の戦略産業である電子情報デバイス・未来自動車転換部品分野の地域イノベーション機関と連携した産学協力教育プログラムも運営することで、地域オーダーメイド型の知的財産融合人材を育成する計画である。

特許庁長は、「知的財産重点大学が地域のコア産業分野に必要な知的財産融合人材を体系的に育成すると期待される」とし、「特許庁はこれからも地域のバランスの取れた発展と未来産業を導いていく知的財産融合人材の育成に向けた支援を惜しまない考えだ」と述べた。