知的財産ニュース 韓国特許庁、「中部圏広域発明教育支援施設」を設置…忠北教育庁に選定
2023年5月2日
出所: 韓国特許庁
忠州内に第2号広域発明教育支援施設を設置予定
体験深化発明教育の提供および地域発明教育拠点の役割を期待
忠清北道忠州市に韓国最大規模の広域発明教育支援施設が設置され、青少年は今後ここで夢と才能を活かせる発明教育を幅広く経験できるようになる見通しである。
韓国特許庁は5月3日、「中部圏広域発明教育支援施設」を設置・運営する教育庁を公募(3月10日~4月14日)した結果、忠清北道教育庁(以下「忠北教育庁」)を優先交渉の教育庁に最終選定したと発表した。
中部圏広域発明教育支援施設は、中部圏(大田、世宗、忠南、忠北)4つの教育庁を対象に公募を行い、2つの市・道教育庁が申し込んだ。実地調査と発表審査を経て忠北教育庁が最終的に選定された。
中部圏広域発明教育支援施設は、地域発明教育の中枢的な役割を果たす総合発明教育施設として、生徒向けに体験・深化発明教育を提供し、地域発明教育を総括するとともに地域に発明文化を広める役割を果たす。慶尚北道慶州の第1号広域発明教育支援施設(慶北発明体験教育館)が良い反応を得ている中、中部圏域の新しい発明教育拠点が誕生する予定である。
忠北教育庁は、忠州市弾琴公園の敷地にある世界武術博物館を改造して体験館に変容させ、さらに教育館を新築し、延べ面積11,225平方メートルに及ぶ韓国最大規模の広域発明教育支援施設を作る計画である。忠州の中原文化や環境・生態体験などさまざまな観光資源と連携した発明教育コンテンツを開発し、周辺の教育施設と連携して弾琴公園全域を「未来教育創意融合発明特区」として作る計画である。
特許庁は、中部圏広域発明教育支援施設の設立が円滑に進められるよう忠北教育庁と業務提携を締結し、施設設置専担班(TF)を構成するなど、本格的な手続きに乗り出す予定である。
特許庁の産業財産政策局長は、「中部圏広域発明教育支援施設は、地域の青少年、教員、市民向けに発明教育の機会を拡大し、発明文化を広める重要な役割を果たすだろう」とし、「青少年に新しくイノベーティブな発明教育を提供できるよう、忠北教育庁と協力して積極的に取り組んでいきたい」と述べた。
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