知的財産ニュース 韓国特許審判院、第18回特許・商標判例研究論文公募展を開催
2023年4月18日
出所: 韓国特許庁
特許・商標判例研究に関する優秀な論文を募集します!
最優秀賞賞金は200万ウォン、4月18日から9月30日まで募集
韓国特許庁の特許審判院は、産業財産権に関する判例を研究する文化を活性化するための「第18回特許・商標判例研究論文公募展」を開催する。
申し込みは4月18日(火曜)から9月30日(土曜)まで実施し、知的財産に興味のある人なら誰でも参加できる。
応募者は指定課題または自由課題を選択して参加する。指定課題は特許審判院が選定した判例4件であり、自由課題は指定課題の他に特許・実用新案・商標・デザインに関する裁判所の判例であれば何でも可能である。
指定課題
特許分野- 記載不備解消のために請求範囲から削除された部分は意図的な除外に該当するかいなかに関する判例(大法院2023年2月2日付宣告2022フ10210)
- 物の発明の特許権者が確認対象発明に製造方法を記載した場合における判断方法に関する判例(大法院2022年1月14日付宣告2019フ11541)
- 営業譲渡後に譲渡人が同一・類似の商標を出願・登録を受けたことが信義則に反するものなのかいなかに関する判例(大法院2020年11月5日付宣告2020フ10827)
- 称呼において類似であるものの、外観・観念において非類似の商標の類否判断に関する判例(大法院2020年12月30日付宣告2020フ10957)
韓国特許審判院は、最優秀賞(※)1件(産業通商資源部長官賞、賞金200万ウォン)、優秀賞2件(特許庁長賞、賞金100万ウォン)、奨励賞3件(特許庁長賞、賞金50万ウォン)を選定し、賞金と優秀論文集の発刊などを提供する予定である。選定結果は12月初旬に発表し、12月中に授賞式を開催する。
※最優秀賞は指定課題応募作から選定
韓国特許庁の特許審判院長は「この公募展の指定課題は審判官の審理に大きな影響を与える案件であって、この公募展を通じて関連審判の基準設定に活用できる様々な意見が収集できることを期待する」と述べた。
詳しい内容については、韓国特許審判院のウェブサイトまたは特許審判院審判政策課(042-481-5484、yooyoung24@korea.kr)に問い合わせることができる。
ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム
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