知的財産ニュース 「2023知的財産製品イノベーション支援事業」への参加企業を募集する

2023年2月27日
出所: 韓国特許庁

韓国特許庁、中小企業の知的財産製品事業化に最大8千万ウォンを支援

韓国特許庁は、2月28日(火曜)から、中小企業の知的財産事業化を総合的に支援する「2023年知的財産製品イノベーション支援事業」に参加する企業を募集することを明らかにした。

「知的財産製品イノベーション支援事業」は、特許・実用新案・デザイン権を保有した中小企業に異種分野の産業・特許分析や技術融合などを通じて知的財産製品事業化を総合的に支援する事業である。

韓国特許庁は、中小企業のニーズと製品化段階に適合した「新製品企画」「問題解決」「製品高度化」などの知的財産製品イノベーション適合型商談(最大8千万ウォン規模)を支援し、商談の結果に対する試作品製作、知的財産権利化などの事業化資金は官民協力機関を通じて提供する。

今年は再創業者知的財産事業化資金支援と主力・戦略産業育成のための自治体・大学協力が拡大され、知的財産事業化支援の範囲がクラウドファンディング、公共市場販路開拓、投資誘致にまで広がる。

中小ベンチャー企業部と協力する再創業企業(者)への知的財産事業化資金支援を大幅に増加(最大1.1憶ウォン→2億ウォン)し、自治体・大学協力は大田・城南・成均館大から江原(カトリック関東大)・全羅南道(順天大)・釜山(釜山テクノパーク)に拡大され、戦略特化産業は郡民協力・国土交通技術からESG・低炭素化・データ・ネットワーク・人工知能(D・N・A)の新産業分野を追加支援する。

また、試作品に対するクラウドファンディング、イノベーション(試)製品指定、投資誘致支援を新設し、知的財産事業化の結果が投資・売上に繋がるように中小企業事業化の全周期において総合的に支援する。

当該事業を通じて「炭素繊維に基づいたX線光源技術によるフィルターなし空気殺菌・浄化・換気装置」を開発したawexome Ray社は、投資氷河期にもかかわらず、去年の末に約170億ウォンの資金を誘致し、製品供給契約を締結した。

また、視覚障碍者向け点字タブレットPCを開発したDot社は、国際電子製品博覧会(CES)2023で「最高イノベーション賞」を受賞するなど、知的財産製品イノベーション支援事業の参加企業は、優れた知的財産で新製品・事業化に成功し、素晴らしい成果を挙げている。

韓国特許庁アイデア経済イノベーションチームの課長は「知的財産事業化総合支援が拡大され、事業化成功が投資と売上に繋がらない問題点が解消された」とし、「中小企業が優れた知的財産の事業化に成功して強い企業へと成長することを願う」と述べた。

参加を希望する企業は2月28日(火曜)から韓国特許庁外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますおよび韓国発明振興会外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのウェブサイトに掲載される事業公告を確認し、韓国発明振興会のウェブサイトを通じてオンラインで申し込み・受け付けできる。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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