知的財産ニュース 韓国特許庁、3月2日から「2023年青少年発明・創造力大会」の申し込みを受け付ける
2023年2月16日
出所: 韓国特許庁
青少年発明、抜群のアイデアで君を表して!
韓国特許庁は、青少年が発明アイデアを競う「2023年青少年発明・創造力大会」への参加申し込みを3月2日木曜日から発明教育総合ウェブサイトを通じてオンラインで受け付けると発表した。特許庁が主催し、韓国発明振興会が主管する青少年発明・創造力大会は、①大韓民国生徒発明展示会、②大韓民国生徒創造力チャンピオン大会、③青少年発明家プログラムの計3つの大会で行われる。大韓民国国籍の小・中・高校生や満18歳以下の青少年なら誰でも参加できる。
今年で36回目を迎える「大韓民国生徒発明展示会」は、1988年から始まった韓国を代表する青少年発明大会として、日常生活で思いつくすべての発明が出品対象であり、一人につき5つの作品まで出品できる。最優秀作品には、賞金300万ウォンとともに大統領賞が授与され、国務総理賞、教育部長官賞など計250の賞が用意されている。受付期間は3月2日から4月10日までで、授賞式および展示会は8月に行われる。
「大韓民国生徒創造力チャンピオン大会」は、4~6人でチームを組み、与えられた課題に創造力を発揮して取り組む大会である。課題としては、問題解決方法を創作公演で発表する表現課題、現場で提示される課題を限られた材料と道具で解決する臨機応変課題、科学原理を活用して構造物を作り出す製作課題が与えられる。本大会は、小・中・高の学校級別に分かれて行われ、各学校級別の優秀チーム(3組)には最高賞の国家知識財産委員会委員長賞が授与され、これを含めて教育部長官賞等計36の賞が授賞される予定である。受付期間は3月2日から4月28日までで、授賞式は8月に行われる。
「青少年発明家プログラム」は、発明の潜在力を有する青少年を未来の重要発明家に育成する教育プログラムとして、中・高校生や満13歳~18歳の青少年がチーム(3人)を組んで参加できる。発明教育総合ウェブサイトに公知される指定課題と自由課題のいずれかを選択して発明アイデア提案書を作成し提出すれば、書類審査と発表審査を経てプログラムに参加する20組が選ばれる。選抜されたチームは、アイデアの具体化、特許出願の手続き、創業ノウハウなど、技術事業化の全段階に対する深化教育が受けられる。教育修了後に開催されるアイデア審査で優秀アイデアに選定されれば、特許庁長賞(賞金100万ウォン相当)などが授与される。受付期間は3月2日から4月17日までで、授賞式および修了式は11月に行われる。
特許庁の産業財産政策局長は、「特許庁は、未来に向けたイノベーションの主役になる創意人材を見つけ出し、発明文化を広めるために毎年発明・創造力大会を開催している」とし、「小さなアイデアで世界を変えられるという自信を持って多くの青少年にチャレンジしてもらいたい」と伝えた。
詳細は、発明教育総合ウェブサイトから確認でき、不明な点があれば韓国発明振興会創意発明教育研究室(☎02-3459-2752)に問い合わせればよい。
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