知的財産ニュース 韓国特許庁、2022年下半期の優秀な審査・審判官に授賞

2023年2月14日
出所: 韓国特許庁

コア技術を強力な知財権に生まれ変わらせる役割、審査官にかかっている

韓国特許庁は、品質競争を通じて強力な知的財産権の創出に貢献した審査・審判官等を以下のとおりに選定し、2月14日火曜日午後4時30分に大田で授賞すると発表した。2022年の今年の審査官には、ユ・ホジョン(産業デザイン審査チーム)、イ・ジェウォン(人工知能ビッグデータ審査課)、クム・ボキ(ディスプレイ審査課)、キム・スギョン(高分子繊維審査課)、チェ・ジュンファン(高分子繊維審査課)が選定され、最優秀審判官には、チャン・ソンウォン(審判10部)が選定された。審査分野では、今年の審査官を含む優秀審査官69名、優秀審査チーム長12名、優秀審査部署12を、審判分野では、最優秀審判官を含む優秀審判官6名、優秀審判部署6、優秀審判研究官1名、優秀訴訟遂行官1名を選定した。

今年の審査官は、明細書解釈の正確性、検索の適切性、手続きの効率性、顧客志向性などを基準に四半期ごとに今月の審査官を選び、年末に今月の審査官を対象に今年の審査官を選定する。また、最優秀審判官は、審判院の公的審査委員会が審判官の審判品質を評価して選定する。

特許庁は「国民が実感できる高品質の知的財産行政の実現」を今年の重点推進課題として発表し、審査以外の業務を最小限に抑え、集中勤務時間の導入や通知書の簡素化などによって審査官が審査官本来の審査業務に専念できるようにする。また、特許文書に特化した人工知能言語モデルを開発し、審査に活用させることで、審査業務の効率化を図る。特に、半導体分野の民間専門家を任期制審査官として投入し、専担審査組織を立ち上げ、韓国企業のコア戦略技術を早期に特許権として確保できるよう支援する。

特許庁長は、「主要先進国に比べて多い審査量にもかかわらず、審査の品質を高めるために努力してくださった審査官の労苦に感謝する」とし、「技術覇権争いの激化と世界的な景気低迷の懸念の中で、審査官が韓国のコア技術を強力な知的財産権に変貌させる上で重要な役割を果たしているというプライドを持って審査の品質を高めるのに引き続き努めてほしい」と呼びかけた。

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