知的財産ニュース 韓国特許庁、2023年1学期知的財産学単位銀行の受講生を募集

2023年2月13日
出所: 韓国特許庁

知的財産学士号、オンラインで取得できます

韓国特許庁の国際知識財産研修院は、2月15日水曜日から10日間2023年1学期知的財産学単位銀行のオンライン受講生を募集する。「知的財産学」専攻は、知的財産と関連する法・訴訟、知的財産の創出・管理戦略などの科目で構成されたオンライン学士号課程である。高校を卒業したか、それと同等の学歴を持つ国民なら誰でも無料で受講でき、一定の単位(※)を履修すれば、教育部長官名義で「知的財産学士」の学位を取得できる。
※学士号の取得に必要な知的財産専攻の最低単位:(4年制大卒)48単位、(高卒・専門大卒)60単位

知的財産実務能力の検証試験である知的財産能力試験(IPAT)(※)を受験した場合、取得した点数等級(1~4等級)に応じて最大25単位まで専攻単位として認め、関連資格(※※)を持っている場合も一部の単位を認める。また、特許庁と単位交流提携を結んでいる大学の在学生は、知的財産学単位銀行を通じて修了した科目を所属大学で単位として認めてもらえる。
※1級25単位、2級20単位、3級14単位、4級8単位を認定
※※弁理士、弁護士、産業保安管理士

今年の1学期には、「特許法」や「デザイン保護法」等計10科目(※)を開設する。1学期の授業は3月2日から6月14日まで15週間行われる予定であり、一人当たり最大7科目(21単位)まで受講できる。受講生は申込者の中から先着順で決まり、知的財産学単位銀行制度ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから受講申込および関連内容の確認が可能である。その他問い合わせは、韓国発明振興会(02-3459-2765)にすればよい。
※1学期の科目:特許法、デザイン保護法、法学概論、自然科学概論、技術経営論、デザイン経営とブランド戦略、特許明細書作成の実務、知的財産審判・訴訟の実務、文化産業法、技術移転とライセンシングの理解

特許庁の国際知識財産研修院長は、「知的財産学を通じて就職・創業はもちろん、大学院への進学など、多様な進路に進んだ事例が多い」とし、「知的財産学士号を取得することで、差別性と競争力を有する人材に成長することを願う」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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