知的財産ニュース 「2023生活発明コリア」のアイデアの受け付けを開始!

2023年1月25日
出所: 韓国特許庁

女性の発明アイデアの発掘・支援事業、4月7日まで受け付け

韓国特許庁が主催し、韓国女性発明協会が主管する「2023生活発明コリア」のアイデアの受け付けが1月25日から4月7日まで行われる。

今年で10回目を迎える「生活発明コリア」は、日常生活に関わる女性の発明アイデアを創業につなげる支援事業として、市場性のある生活密着型製品アイデアを公募・選定し、知的財産の専門家を通じて高度化・権利化はもちろん、事業化まで支援する。発明アイデアを持っている大韓民国の女性なら誰でもウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますからアイデアの個数制限なしに申請できる。

アイデアの受け付けは、知的財産権として出願していない創作アイデア(以下「部門1」)と知的財産権として出願したものの、製品として開発されたことのないアイデア(以下「部門2」)の計2つの部門に分かれて行われる。「部門1」は、アイデアの高度化に向けた専門家のコンサルティングをはじめに、知的財産権としての出願、デザインの開発および試作品の製作まで総合的に支援する。「部門2」は、出願後の製品の発売に向けたデザインの開発や試作品の製作および事業化コンサルティングなどの支援プログラムを提供する。

年末に支援プログラムが完了すれば、最終審査を通じて大統領賞、国会議長賞、長官賞などが授与され、賞格に応じた発明奨励金(計1,300万ウォン)も支給される。

2023生活発明コリアの推進手続き

アイデア登録受付(1~4月)→支援大賞作選定(4~6月)→支援プログラム運営(7~11月)→完成作公開/最終審査(11月)→授賞式開催(12月)

「生活発明コリア」には、過去9年間(2014~2022)計15,601件のアイデアが受け付けられた。このうち345件に対して支援プログラムを提供し、それに伴う製品の発売および創業事例は約130件に上る。

特許庁のアイデア経済革新チーム長は、「生活発明コリアは、生活の中で発明アイデアを見いだし、キャリアが断絶された女性の創業を主導してきた」とし、「これからも女性が知的財産を基に大韓民国の経済活動の主体に成長できるよう積極的に支援していきたい」と述べた。

一方、詳細は、韓国女性発明協会(Tel:02-538-2710)まで問い合わせればよい。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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