知的財産ニュース 知的財産単位銀行制度の2022年2学期受講生を募集

2022年8月16日
出所: 韓国特許庁

知的財産学学士資格を単位銀行制度で取得!

韓国特許庁の国際知識財産研修院は、8月16日(火曜)から2週間、知的財産学単位銀行制度(※)の2022年2学期オンライン受講生を募集する。
※単位銀行制度:韓国教育部が認定した教育訓練機関で単位修得と学位取得の機会を与える制度であり、国際知識財産研修院は2015年から「知的財産学」専攻を開設して運営している。

「知的財産学」専攻は、知的財産に関する法律・訴訟、知的財産の創出・管理戦略などの科目で構成されている学士過程である。

この過程は、高校卒業やそれに準ずる学歴を持っていれば、誰でも無料で受講できる。また、一定の単位(※)を修了すると、韓国教育部長官名義の「知的財産学」学士の学位が取得できる。
※学士の学位の取得に必要な知的財産専攻の最小単位:(4年制大学卒)48単位、(高卒・専門卒)60単位

今学期には、知的財産概論や商標法など11科目(※)が運営される。
※知的財産概論、商標法、著作権法、研究開発と知的財産、知的財産権の管理論、インターネットと知的財産権法、特許情報調査と分析、民法総則、知的財産と競争法、不正競争防止および営業秘密保護、知的財産出願実務

とりわけ、今学期には「知的財産出願実務」科目が新設され、アイデアから特許を出願して登録を受けるまでの全般的なプロセスを学ぶことができる。

受講生は一学期に最大7科目(21単位)まで受講でき、関連資格証を所持した場合は一部の単位が認められる。

また、知的財産能力試験(IPAT)(※)で獲得した点数等級(1~4等級)に応じて最大25単位まで認められる。
※知的財産の実務能力を検証する試験であり、点数に応じて等級を付け、1級は25単位、2級は20単位、3級は14単位、4級は8単位と認める。

原則として受講生は先着順であるため、速やかに申し込まなければならず、詳細は知的財産単位銀行制度のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで確認できる。

韓国特許庁の国際知識財産研修院長は、「知的財産学は就職や自己啓発に大きく役立つ」とし、「未来の知的財産専門家として成長できるように、単位銀行制度がその踏み台となる」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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