知的財産ニュース 特許情報検索サービス(KIPRIS)のユーザー向け懇談会を開催

2022年6月24日
出所: 韓国特許庁

特許情報検索サービスを改善するための多様な声を聴く!

韓国特許庁は、特許情報検索サービスを改善するための特許情報検索サービス(以下、KIPRIS)のユーザー懇談会を6月24日金曜日14時に特許庁ソウル事務所で開催すると発表した。

特許情報検索サービスのユーザー懇談会の概要

日時/場所:2022年6月24日金曜日14:00~16:00/特許庁ソウル事務所
参加者:
(特許庁)キム・ギボム情報顧客支援局長、ヤン・ギソン情報管理課長等
(ユーザー)企業ユーザー、個人ユーザー、特許事務所、特許分析サービス業者等

特許庁は2000年から誰でも特許・商標・デザイン等の国内外の特許データを検索し、審査処理状況などの付加情報を確認できるよう、特許情報検索サービス(KIPRIS)を無料で提供している。特許情報検索サービス(KIPRIS)を活用すれば、過去に申請・登録された類似の特許・商標・デザインを確認することができて研究開発(R&D)への二重投資を防止しつつ、知的財産権の登録可能性を高めることができるため、利用量が増え続けている。現在、年間100万人以上が特許情報検索サービス(KIPRIS)を訪問している。

ユーザー数が増加しているだけでなく、ユーザーの構成も多様化している。過去は、主に特許事務所および企業の特許担当者が先行技術を調査するためにサービスを利用していたが、近年は、特許データを活用した創業などが増加し、特許・商標の申請量が増えるなど、知的財産に対する関心が高まるにつれ、学生などの一般個人ユーザーが特許情報検索サービス(KIPRIS)を利用する割合が拡大(2012年17%→2021年25%)している。サービスユーザーの多様化に伴って、よりわかりやすい検索やモバイルでのサービスに対する利便性改善の要請など、ユーザーのニーズも多様化している。

これを受け、特許庁は、企業ユーザー、個人ユーザー、特許事務所などのさまざまなユーザーグループの意見を聴取し、わかりやすくて便利に特許データを検索・活用できるようサービスを改善するために懇談会を企画した。さらに、民間で特許分析サービス市場が拡大することを踏まえ、民間の特許分析サービス市場が発展するよう、特許検索サービスでの公共と民間の役割についても意見を収集する予定である。

特許庁の情報顧客支援局長は「特許情報検索サービス(KIPRIS)は、一般の国民が特許データにアクセスできる最も簡単なルートだ」とし、「懇談会を通じてユーザーの意見を収集し、科学技術および産業発展のために特許データがより多く活用されるようサービスを改善していきたい」と述べた。

ジェトロ・ソウル事務所知的財産チーム

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